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20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日ぶり反発、消費関連セクターに買い


21日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.78ポイント(0.50%)高の3380.68ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は0.50%高の3543.47ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


投資家のリスク回避スタンス後退で買われる流れ。中国商務部の報道官は20日の記者会見で、再開時期が不明だった「第1段階の通商合意」に関する米中閣僚級協議について、「米中両政府は近く開催することで合意した」と発表している。トランプ米大統領はこれに先立つ18日、協議は自身がキャンセルしたとして、「中国と今は話したくない」と発言していた。経済活動正常化の期待も強まる。中国国家衛生健康委員会は21日、新型コロナウイルスの国内新規感染者数を22人確認したと発表した。全て海外からの入国者で、中国本土での感染者数は5日続けてゼロとなっている。

業種別では、消費関連の上げが目立つ。上海家化聯合(600315/SH)が6.7%高、海瀾之家(600398/SH)が6.6%高、青島ビール(600600/SH)が6.0%高で引けた。海運株、空運株、金融株、自動車株、公益株なども買われている。

半面、半導体関連株の一角は安い。江蘇長電科技(600584/SH)が3.3%、三安光電(600703/SH)が2.6%ずつ下落した。不動産株、防衛関連株、農業関連株、資源・素材株の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が1.92ポイント(0.79%)高の244.26ポイント、深センB株指数が8.25ポイント(0.88%)高の941.59ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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