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シンデンハイテ Research Memo(7):基本戦略を粛々と実行する


■中長期の成長戦略

● 同社の基本戦略
シンデン・ハイテックス<3131>では特別な中期経営計画等は発表していないが、1)需給動向の激しい変動2)金利(特に米国ドル)の上昇3)急激な為替の変動といった厳しい外部要因に対応できる筋肉質な収益構造を目指しており、より利益率の高いビジネスを発掘・拡販すべく、各分野において以下のような基本戦略を確実に実行するための計画を策定しその進捗を図っており、この方針は以前と変わっていない。

(1) 半導体
高付加価値商品の発掘・販売に注力する。
業界再編をビジネスチャンスと捉えてシェア拡大を目指す。

(2) 液晶
既存製品の供給責任を果たす一方で、高付加価値商品の発掘を継続する。

(3) 電子機器
既存製品の販売活動を強化する。
産業機器向けを中心とした新規分野への積極的販売活動を継続する。

(4) その他
バッテリー及び周辺機器の拡販を目指す。


■株主還元策

ROE10%、配当性向30%以上を公言
同社は株主還元としてROE10%以上、配当性向30%以上を公言しており、2018年3月期も年間130円(配当性向37.8%)の配当を行った。しかし2019年3月期は上記のように減益となることから、配当性向30%を基準とし年間配当は45.0円とする予定だ。

さらに同社は、2018年10月2日から2019年1月31日までの期間に、11万株(187百万円)を上限とする自社株買いを行うことを発表している。これは、「現在の株価が、1株当たり純資産を大きく下回っているため」と会社側は述べている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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