15日のドル・円相場は、東京市場では105円73銭から106円78銭まで上昇。欧米市場でドルは105円70銭まで下げた後に106円34銭まで反発したが、106円04銭で取引を終えた。

本日16日のドル・円は主に106円台前半で推移する見通し。米国株安は一服したが、米長期金利の続落を意識してリスク選好的なドル買いは抑制される見込み。

15日の米国債券市場で30年債利回りは一時1.916%近辺まで低下し、過去最低水準を記録した。この影響で10年債利回りも1.475%近辺まで低下した。トランプ米大統領は、「中国は米国との通商協議で合意することを望んでいる」、「中国との貿易戦争はかなり短期で済む」との見方を示しているものの、市場関係者の間では「世界経済の減速懸念を払拭させることは難しい」との声が聞かれている。

市場関係者の一部は、「通商問題などを巡る米中の対立が解消された場合、米長期金利は上昇する可能性が高いが、金利上昇は一時的なものにとどまる」と予想している。中央銀行による利下げは景気浮揚に直結しないとの見方も多く、ある市場関係者は「主要国が財政支出を増やすなどの措置を講じなければ、多くの国で長期金利の低下が続く可能性は否定できない」と指摘している。


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情報提供元:FISCO
記事名:「今日の為替市場ポイント:米長期金利続落でドル買い抑制も