ハロウィーン控え「怖い」＝韓国雑踏事故で若者ら―東京・渋谷

　韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で起きた雑踏事故を受け、ハロウィーン本番を前にしたＪＲ渋谷駅（東京都渋谷区）周辺では３０日、若者らから「怖い」「節度を守って」などの声が相次いだ。 　黒いマントに白いお面の仮装をした世田谷区の高校１年の男性（１６）は「ニュースを知って怖いと思った。（死者数が）１５０人を超えるのはただ事ではない」と不安を隠せない。一緒に来た友人の男性（１６）は「事故で規制が強まるのでは。（これから来る人たちは）安全に楽しんでほしい」と話した。 　練馬区の男性会社員（２５）は梨泰院が舞台の韓国ドラマを見ていたという。「（事故現場は）親近感のある場所。人が多く、狭い道があるところが渋谷と同じなので怖い」と表情を曇らせ、「（人が増える）夜は場所を変えたい」と語った。 　友人と待ち合わせをしていた川崎市の大学１年の女性（１８）は「渋谷でも事故になりかねない。（ハロウィーンで集まる人たちは）節度を守ってほしい」と要望した。　（了）【時事通信社】