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円谷幸吉さん記事で宝島社提訴=「自殺原因」名指し、名誉毀損―東京地裁


 1964年東京五輪の男子マラソン銅メダリストで68年に自殺した円谷幸吉さんに関する記事で、自衛隊体育学校長だった故吉池重朝さんが「自殺に追い込んだ人物」と名指しされ、名誉を傷つけられたとして、吉池さんの長男義雄さん(77)が14日、出版元の宝島社などを相手取り1100万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。  吉池さんは自衛隊でスポーツ選手育成や五輪開催に尽力し、円谷さんが所属していた自衛隊体育学校の校長を最後に退官。瑞宝章を受章し、94年に81歳で死去した。  訴状によると、2020年1月に発行された別冊宝島は、吉池さんを「アドルフ・ヒトラーのようなひげをたくわえ、独裁者と呼ばれていた」と紹介。円谷さんが結婚の仲人を別の人に頼んだことで「学校長の面目を失ったと感じ、結婚に横やりを入れ、仲を引き裂いた」などと記載した。原告側は「ヒトラーと並ぶ人殺しとして印象付けられ、社会的評価の低下は極めて重大」と主張している。  記者会見した義雄さんは「記事に怒りと悲しみを覚えた。五輪開催のたびに取り上げられるようになれば耐えられない」と語った。代理人弁護士は、故人に対する名誉毀損(きそん)も認められるべきだとした。  宝島社は「訴状が届いておらず答えられることはない」とコメントした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕雑誌記事で父の名誉を傷つけられたとして、発行元に損害賠償を求める訴訟を起こし、記者会見する吉池義雄さん(右)と記事を示す代理人弁護士=14日午後、東京都千代田区
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