イスラエル大統領がＵＡＥ訪問＝関係緊密化アピール

　【イスタンブール時事】イスラエルのヘルツォグ大統領は３０日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の首都アブダビを訪問した。国政の実権を握るアブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談し、ＵＡＥで最近起きた「テロ攻撃」（皇太子）などについて意見交換した。 　イスラエルの大統領は儀礼的な役割を果たすにとどまるが、昨年１２月にはベネット首相がイスラエル首脳として初めてＵＡＥを公式訪問。相次ぐ訪問で、両国関係の緊密化を内外にアピールする形となった。 　イスラエルは２０２０年、米国の仲介によりＵＡＥと国交正常化で合意した。アブダビでは１７日、空港などで火災や爆発があり、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が実行したと主張している。　【時事通信社】 〔写真説明〕３０日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の首都アブダビで、アブドラ外相（右）に出迎えられたイスラエルのヘルツォグ大統領（中央）＝イスラエル政府提供（ＥＰＡ時事）