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ゴースト血管になると薬の効き目が悪くなる理由




毛細血管がだんだん消えていってしまう現象を血管のゴースト化、ゴースト血管といいます。加齢によって毛細血管の壁細胞がはがれると、漏れる血液の量が増加。その先の毛細血管に血液が行かなくなることでゴースト血管に生まれます。そして、ゴースト血管になると薬の効き目が悪くなるのです。


ゴースト血管になると薬の効き目が悪くなる理由


若い人でもゴースト血管になる


毛細血管が減りやすくなるのは40代から。60代と20代で毛細血管の量を比較すると、60代は4割も毛細血管が少なくなっていたという研究もあるほど。最近では若い人でも、生活習慣の乱れからゴースト血管になる人が増えています。


2016年に大阪大学が発表した毛細血管の最新研究によると、毛細血管が減ると薬の効き目が悪くなることがわかりました。すなわち、どんなに効き目のよい薬があっても、毛細血管が衰えていたら効果が激減してしまうということです。


この研究は、がんを発症させたマウスに抗がん剤を投与して、その効き目を観察したもの。マウスの細胞を詳しく観察すると、毛細血管が衰えていると薬が行き届かない場所が多く見られたのです。


ゴースト血管で薬の効きが減少


その理由は、ゴースト血管になると血液の漏れる量が多くなってしまことに関係しています。そもそも毛細血管は細胞に酸素や栄養を供給して、二酸化炭素や老廃物を回収するのが役目。構造上、血液が適度に漏れるようになっています。


しかし、加齢などで毛細血管の壁細胞がはがれると漏れる血液量が増加。すると、その部分は水浸しのような状態です。結果、肝心のがんまで抗がん剤が届かなくなります。すなわち、効き目が悪くなるわけです。


こうしたゴースト血管による抗がん剤の効き目の減少は、どの薬にも当てはまること。すなわち、ゴースト血管になると、せっかくよい薬があっても効き目が悪くなってしまうのでした。


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