国際政治学者の三浦瑠麗氏が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。正常分娩(ぶんべん)での出産費用に公的医療保険を適用し、自己負担を求めないとする政府の案をめぐり私見を述べた。
三浦氏は、政府がこの件について検討に入ったとの報道に言及した産婦人科医の宋美玄氏の投稿をリポスト。宋氏は「しれっと『個室代や無痛分娩(ぶんべん)が保険適用にならなければ自己負担』と書いてあるけど」と報道内容に言及し、「今も分娩料は大体一時金でカバーされていて、高額な費用がかかっている人は個室代が大きいので、これじゃあ何も変わらないのでは…騙されないようにしないと。結局値上げを抑制して国の出費を減らしたいだけでは」と疑いの目を向けた。
三浦氏も「出産に保険が適用されないのはおかしい、というべき論だけで政治家がまとまり、結果、産む側の女性たちが無痛分娩を選びにくくなったり、個室代などの請求書にびっくりするような事態が近々訪れそう」と懸念。「自己負担ゼロにするってことは、サービスを低めの水準で画一化しないとできないのよ…」と指摘した。