家事の悩みの上位に常にランクインする「収納」。そんな悩みを解決すべく、整理収納アドバイザーの金内朋子さんと一緒にオリジナル収納ラベルを作りました。無料でダウンロードできるラベルで、すっきり整った収納を目指しましょう。
プリントアウトして使用
今回作ったラベルは、「キッズ」と「冷蔵庫・クローゼット」でA4サイズのラベル用紙やプリント用紙2枚分。家庭のプリンターや、コンビニエンスストアのプリンターで印刷して使う形式です。スマホからの印刷も可能(家庭のプリンターの場合はスマホプリントできる機種で、コンビニでプリントする場合は専用アプリなどが必要になる場合があります)。
使う用紙は、貼り方によってお好みで選びましょう。「ノーカット」タイプのラベル用紙(シールタイプになったもの)のほか、普通のプリント用紙でも可能です。ラベル用紙は光沢タイプや水に強いラミネートタイプのものなどもありますので、貼る場所や好みの紙質などから決めてください。
さっそくプリントしてみましょう!
トクバイニュースオリジナル収納ラベル
使い方を整理収納コンサルタントが紹介
このラベル製作を監修してくれた金内朋子さんは、首都圏を中心に整理収納アドバイスを行う整理収納コンサルタント。2014年には雑誌「ESSE」の「収納インテリアグランプリ」を受賞している収納のプロです。それぞれのカテゴリーごとに解説してもらいます。
キッズ
キッズ用のラベルは平仮名とイラストで「くれよん」「おりがみ」などを分類し、種類豊富に16種類。子ども部屋やキッズスペースはこまごまとしたものが多く、散らかりがちなことに頭を悩ませているママやパパが多いことでしょう。ぜひ、お子さんと一緒に整理しながら収納場所を決めてください。
子どもの成長に伴い、持ち物もどんどん変わっていきます。その時々に応じて貼り替えができるよう、剥がしやすいタイプのラベルシール用紙か、普通のプリント用紙に印刷してマスキングテープなどで貼り付けてもよいでしょう。
ラベリング収納が成功するコツとしては、例えば「はさみ」ラベルを貼った引き出しにはさみ以外のものを入れないことが大切。スペースがあるからと他のものを入れてしまうと、ラベルの意味がなくなってしまいます。「どこに何がある」と決まっている状態をキープしましょう。
子どもが決めた場所にラべルを貼り、それを守って片づけをすることは「自分で決めて行動する」ことが身に付きます。子どもが自分自身の力を発揮する練習としても、もってこいです。
冷蔵庫
冷蔵庫の中にトレイやボックスを置き、カテゴリーごとに分ける冷蔵庫収納術が流行していますね。そのためのラベルは6種類作りました。冷蔵庫にはたくさんの種類の食材が入りますが、今回6種類に絞り込んだのには意味があります。
冷蔵庫の中は、実はカテゴリーをきっちり分けないのがすっきり収納成功のコツ。限りあるスペース内を有効活用できることにもつながります。
ボックスを選ぶ際には、高さがそれほどないものがおすすめです。中に入れたものがある程度見え、取っ手がなくても手を入れて引き出すことができるからです。冷蔵庫用にわざわざ買わなくても、使っていないトレーや揚げ物用のバット、お菓子の空き箱などを再利用してもいいですね。
クローゼット
クローゼットやタンス収納には、衣類や小物をざっくりと8つに分けたラベルを作りました。英語とカタカナの表記ですが、イラストで判別できるので子どもの衣類にも使えます。
「冠婚葬祭」のラベルは、たまにしか使わない小物などが迷子にならないようにするためのものです。
また、「迷うもの」のラベルは一定期間以上(例えば1年以上など)着ていないけれど、捨てたりフリマアプリで売ったりする決心がつかないものを保管するためのラベルです。ダンボール箱などを用意し、「1箱分だけ」など入れる限度量を決め、「あふれたら手放す」などのルール作りをすることで、衣類の断捨離につながります。
ラベルを貼り、そのルールにのっとって収納を行うことが習慣づくと、おのずとすっきりとした収納が叶います。紹介したノウハウを参考に、ぜひ始めてみてください。
※ラベルは個人のみの使用とし、商用利用は禁止させていただきます。