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物議を醸した衝撃リベンジスリラー『ナイチンゲール』日本公開 『ババドック』ジェニファー・ケント監督最新作[ホラー通信]



第75回ヴェネツィア国際映画祭において、その衝撃的な内容で物議を醸した『THE NIGHTINGALE』が、邦題『ナイチンゲール』として日本公開が決定。恐ろしい絵本の怪物に翻弄されるシングルマザーを描いたサイコスリラー『ババドック 暗闇の魔物』で高く評価されたジェニファー・ケント監督の長編二作目となる。


本作は、奪われし者達の怒りと哀しみの物語。英国植民地時代のオーストラリアを舞台に、夫と子供の命を残虐な将校らに奪われた女囚クレアと、彼女が道案内を依頼した先住民アボリジニのガイド・ビリーとの復讐の旅を描く。人間の暴力性と差別の問題に鋭く切り込み、流刑地における女性虐待と、植民地化によって人口の90%が失われたと言われる先住民アボリジニの迫害の歴史を赤裸々に抉り出している。



主人公クレアを演じるのは、人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のリアナ・スターク役で知られるアイスリング・フランシオシ。オペラ歌手でもある彼女が劇中で歌うアイルランド民謡は、観る者の胸に美しく切なく響き渡る。また、クレアからすべてを奪う残忍な将校役を『あと1センチの恋』のサム・クラフリンが演じている。


予告編では、かつてイングランドに対する抵抗歌として歌われたアイルランド民謡「シューリ・ルゥ」のメロディにのせて、将校らの理不尽な暴力によりすべてを奪われ復讐を誓うクレアが、アボリジニの青年ビリーと共にタスマニアの森をさまよい、加害者たちを刻々と追いつめていく様子が切り取られている。



『ナイチンゲール』

3月20日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷他全国ロードショー


監督・脚本:ジェニファー・ケント『ババドック 暗闇の魔物』

2018年/オーストラリア・カナダ・アメリカ合作/英語/136分

配給:トランスフォーマー

(C) 2018 Nightingale Films Holdings Pty Ltd, Screen Australia, Screen Tasmania.




―― やわらかニュースサイト 『ガジェット通信(GetNews)』
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