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なぜこんなにお得に?! 賃貸物件の初期費用を安く抑える交渉法!



どうも、不動産ポータルサイトの編集長を務めているライターの丸野裕行です。


春といえば、引っ越しが非常に多いシーズンですが、引っ越しとなると、やっぱりはじめにお金がたくさんかかります。

この“初期費用”というもの……安くなったりはしないのでしょうか?


そんな風に思っているあなたのために、今回の記事では部屋を借りるときにできるだけ“初期費用”を抑える裏ワザをご紹介します。不動産業者に出してもらった見積書の金額を、20万円弱安くできる方法を具体的にお教えしたいと思います。


初期費用を安くする裏ワザ交渉術とは?


初期費用を安くするために不動産業者の営業マンと交渉しなければならない、と聞けば「ちょっと難しそう」と思ってしまいます。しかし実際はそんなに難しいことではありません。

まず交渉して“安くできる費用”“安くできない費用”があるということを知りましょう。



【安くできるもの】

・敷金 ・礼金 ・仲介手数料 ・家賃 ・共益費 ・カギの交換費用 ・不動産会社のサービス費用


【安くできないもの】

・火災保険料 ・室内の消毒や抗菌費用


では、具体的に安くできる費用はどのように交渉をすればいいのでしょうか。


契約する時期は「2~4月」「9~10月」を避けるのがベスト


不動産物件が目まぐるしく動く繁忙期(2月〜4月、9月~10月の期間)は、交渉がうまくいかない時期です。理由は、やはり新生活がスタートする時期になるので、部屋を探している人がたくさんいるから。



ですから、絞るべき時期としてはそれ以外の5月~8月、11月~1月ということです。繁忙期以外は、空室を一刻も埋めたいという不動産業者と大家が交渉に応じざるを得ない状況であるということです。


敷金1ヶ月・礼金ゼロは当たり前の時代


敷金とは、退去後に部屋を原状回復する資金として不動産業者に一旦預けるお金。礼金とは、大家さんに支払う謝礼金のようなものです。


敷金は戻ってくるお金ですが、礼金は戻ってこないお金ということを知っておきましょう。しかしながら、礼金は、昔人口に比べて物件が少なかったために、「私なんかに部屋を貸し出してくれて感謝します」という意味で支払うお金でしたが、現在の日本では、物件が過剰に余っている状態です。



交渉時は「私の方からあなたの物件を選んであげてるんだよ」という強気の交渉がポイントになります。ですから、「礼金ゼロの他の物件で決めようかな……」と言ってしまいましょう。相手はそこで焦ります。


仲介手数料をゼロにしてもらう


賃貸物件契約時には不動産業者へ支払う“仲介手数料”というものが発生します。その相場は、家賃1ヶ月分ということが多いです。この仲介手数料が不動産業者の儲けになるので、売上を上げるために是が非でも他社でなく自社で仲介して契約させようとするのが営業マンの仕事なんですね。


ですのでそれを逆手に取り、仲介手数料を“ゼロ”にするんです。


まず、不動産業者A社で見積もりだけを取って契約はせず、その後に他社の大手不動産業者へ行き、「この物件を契約したい」と同じ部屋の見積もりをもらいます。



大手の不動産業者は、はじめから仲介手数料を“家賃の0.5ヶ月分”と謳っているので、はじめに行った不動産会社Aに戻って、「仲介手数料をこれ以上に安くしてくれたらあなたのところに決めます」と言えば、仲介手数料をなくすことが可能です。


なぜなら、A社はせっかく来たお客さんを他社へ譲るようなことはしたくないのです。ゼロが難しくても、仲介手数料を0.5ヶ月分にすることは簡単です。


空室で“3ヶ月以上”経過していると、家賃の値下げ交渉も可能


自分の気に入った物件を内見をしたときに、さりげなく“どれくらいの期間、空室だったのか”を不動産業者へ聞いてみましょう。


空室期間が長期であるほど、大家は家賃収入がなくて困り果てているでしょう。一刻も早く入居者を見つけたいと思っているでしょう。ですから賃料を数千円くらい下げてもいいと思っている大家も少なくないのです。



人が住まないと部屋は傷みます。空室の期間が長いことを理由に賃料の値下げ交渉をすると効果的ですし、値下げが難しくても、敷金ゼロなど他の交渉材料になります。


築年数から老朽化を指摘する


賃貸物件が余っている時代に、好んで築古物件に住みたいという人はいないでしょう。ですので、築5年以上の賃貸物件は交渉のしようがあると言えます。


新築の場合でも「まず初めに満室にしておきたい」というのが大家の本音ではあるので、交渉はしてみましょう。


カギの交換費用は大家の負担


セキュリティーの問題でカギの交換をしたがる不動産業者は多いです。しかし、本当にカギの交換をしてもらっているのかどうかわからないので、見積書にカギの交換費用数万円と記載があった場合は「カギは交換しなくて大丈夫」と伝えてください。



稀に「カギ交換しているので支払ってください」と言ってくる不動産業者もあります。そんなときは「それは大家さんが支払うものでは?」と言うことが大切です。これは、不動産に関する法律で決まっていることなので、堂々と言ってください。


交渉後の見積もりがコレ!


交渉すると見積もり額がこのように変わりました。


【交渉前】

前家賃:12万円 敷金:12万円(家賃1ヶ月分) 礼金:12万円(家賃1ヶ月分) 仲介手数料:12万円(家賃1ヶ月分) カギの交換費用:2万円 火災保険料:2万円

合計:約52万円


【交渉後】

前家賃:12万円 敷金:12万円(家賃1ヶ月分) 礼金:0円 仲介手数料:6万円(0.5ヶ月分) 鍵の交換費用 0円 火災保険料:2万円 

合計:32万円



このように20万円も安くなるんです!

もちろん物件によって、さらに安くできる場合もあるので、あなたも試してみてください!


(C)写真AC


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(執筆者: 丸野裕行) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか


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