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モバイル版Google ChromeにDaydreamユーザのためのVRブラウジング機能が追加


Daydream View

Daydream Viewを用いたウェブの閲覧が容易になる


Google Chrome、Firefox、Operaといったメジャーなブラウザはいずれもウェブブラウザ上で実行可能なVRプラットフォームWebVRへの対応や、VRヘッドセットを使うユーザへの対応を行っている。Googleがモバイル版のChromeにVRでのウェブ閲覧機能を追加しようとしていることも、昨年から知られている。


同社の試みはひとまず成功したらしく、モバイル版Chromeの最新安定ビルドであるChrome 61ではDaydream Viewを使うVRユーザがウェブページをVRで表示し、WebVRコンテンツを利用することができるようになっている。


Daydream VRへの対応が強化されたGoogle Chrome


Google Daydream


WebVRへの対応


Google Chromeにはこれまでにも、WebVRに関するアップデートが行われてきた。


Daydreamプラットフォームに対応するスマートフォンに限っては2月時点でWebVRが利用できるようになっているし、4月のアップデートではさらにWebVRを利用できる機種が拡大された。現在ではGoogle Cardboardにより、多くのAndroidスマートフォンでChromeを使ってWebVRが利用できるようになっている。


ウェブサイトの閲覧をVRで


これまで、Google ChromeでのVRと言えばJavaScriptを使って作られたWebVRを実行するものだった。しかし、今回のアップデートによってDaydreamユーザは一般的な2DのウェブサイトもVR空間で閲覧できるようになる。


VR空間にウィンドウを表示するような形で2Dで作られた従来のウェブサイトを表示し、内容を読んだりリンクを辿って移動したりすることが可能だ。サイト内にWebVR対応のVRコンテンツがあれば、シームレスにVRモードに移行することもできる。


WebVRコンテンツは一般的なPCやVR非対応のスマートフォンのブラウザからもそのまま閲覧でき、プラットフォームに縛られないのが魅力だ。一方で、VRに最適なデバイスであるはずのDayreamスマートフォンとヘッドセットを使ってWebVRコンテンツを視聴するにはヘッドセットの着脱が手間となってしまっていた。


このアップデートによってWebVRコンテンツを視聴するだけでなくウェブサイトの閲覧も容易になるので、Daydream Viewを付けたままブラウジングするのも当たり前のことになるかもしれない。


さらなる追加機能


Chrome 61の時点でできることは、シンプルなウェブサイトのVRでの閲覧だけだ。特にWebVRコンテンツを含むサイトをDaydreamヘッドセットを使って閲覧しやすくなったが、それだけである。


しかし、ChromiunチームのFrançois Beaufortが22日にGoogle+上で公開した記事では「VRでのウェブブラウジングの始まりに過ぎない」とされている。さらなる機能の追加が考えられているようだ。


今後どういった機能が追加されるかは不明だが、VRヘッドセットを使ったウェブブラウジングが便利に・楽しくなるような機能の開発が行われているのだろう。


進むブラウザのVR対応


Gear VR

市場をリードし続けるサムスンのGear VR


GoogleはGoogle ChromeのDaydream VR対応機能を強化しているが、こうしたブラウザのVR対応を進めているのはGoogleだけではない。


Samsung Internet


サムスンのモバイルVRヘッドセットGear VRはDaydream View以上に販売台数が多く、世界中で利用されているデバイスだ。このプラットフォームではサムスンのGalaxyスマートフォンが利用されるが、同デバイスに搭載されるブラウザSamsung InternetもWebVRに対応している。


プラットフォームはDaydreamではなくGear VRになるが、今回アップデートされたChromeと同様にVR環境でウェブサイトの閲覧やWebVRコンテンツの利用が可能だ。


Oculus Carmel


Gear VRプラットフォームで利用できるブラウザとしては、現在デベロッパー向けのプレビュー版がOculus Storeで公開されているOculus Carmelも存在する。Oculusが開発をすすめる次世代VRブラウザのプレビュー版であり、Android 5.1以上を搭載するGear VR対応端末で利用可能だ。


現在のバージョンはWebVR APIを利用した3Dコンテンツの動作確認を目的としているが、後のバージョンでは2Dの包括的なサポートも計画されている。


正式版では、Google Chromeのように2DのウェブサイトとWebVRコンテンツをスムーズに行き来できるようになるだろう。


 


PCベースのハイエンドVRにはないモバイルVRの強みが、その手軽さだ。特にWebVRに関してはウェブサイトを閲覧していてそのままVR体験を始められるのが特徴なので、モバイルVRと相性が良いと考えられる。


Google ChromeやSamsung InternetのようにVR環境でウェブブラウジングをするのに適したブラウザが成長すれば、モバイルVRでWebVRコンテンツを利用するユーザは増えるだろう。ユーザの増加がWebVRの普及にも繋がるかもしれない。


 


参照元サイト名:Road To VR

URL:https://www.roadtovr.com/latest-chrome-update-lets-google-daydream-users-easily-browse-web-vr/


参照元サイト名:Google+

URL:https://plus.google.com/u/0/+FrancoisBeaufort/posts/ZGeM6AggeLq


参照元サイト名:Oculus Store

URL:https://www.oculus.com/experiences/gear-vr/1290985657630933/


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