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メンタルが弱い犬と一緒に暮らすのは大変…?注意点まとめ!


メンタルの弱い犬と暮らすときの注意点

owner caressing gently her dog

undefined/shutterstock.com

メンタルが弱いということは、臆病やストレスや挫折などを感じやすく、それによって心身に何らかの影響を及ぼすことがあるタイプの犬と考えることができるでしょう。どんなことを知っておくと一緒に暮らすときにストレスを軽減させることができるのでしょうか。

怖いものを把握する

メンタルの弱い犬と一緒に暮らしていく上で、まず大切なのはその犬がどのようなものを怖い・苦手と感じているのか、またストレスの原因となっているかということを飼い主さんがしっかりと把握することが大切です。臆病でストレスに弱いと言っても、その対象は人や他の犬、社会に溢れる音やものといった多岐にわたることが考えられます。

日頃から愛犬の様子をしっかりと観察して、何を見たとき、何を聞いたときに愛犬がストレスを感じているか、怖がっているかを理解してあげることがそれを克服するために第一歩になるでしょう。克服することができないとしても、飼い主さんが愛犬に状況を把握してあげることができれば、ストレスを感じた愛犬のケアをしてあげることができるでしょう。

愛犬が感じた恐怖やストレスに気づくことができなければ、愛犬の感情を受け止めてあげたり、それをケアしてあげることはできません。まずは愛犬が見ているもの聞こえているものに飼い主さんが関心を持っていくことができるでしょう。

自信をつける

特定のものだけを怖がるということではなく、新しい環境や初めて見るものなど、多くのことにストレスを感じやすいメンタルの弱い犬には、飼い主さんがその気持ちに寄り添うことと共に自信をつけてあげることも大切です。十数年という長い時間を共に暮らしていく家族のような存在に愛犬はなっていきます。

少しでも愛犬が楽しくのびのびと生きていくことができるようにサポートしてあげることも飼い主さんの大事な役目と言えるでしょう。犬が人間社会で暮らすためには一緒に暮らすために教えてあげる必要のあることがたくさんあります。経験したり、学ぶことによって過度にストレスを軽減できるでしょう。

犬が自信を持ち、メンタルを強く持つためには様々な経験をすることが必要です。様々な場所に行き、いろいろなタイプの人・犬・その他の動物に出会って、社会に溢れているありとあらゆるものに触れ合うことができるでしょう。そして、その経験は犬にとって楽しいものと感じることができるようにする必要があります。

「少し怖かったけど、勇気を出して関わりを持ったら楽しかった」「自分にもできた」という経験を積み重ねていくことによって、愛犬が自分自身に対して自信を持つことができるようになっていくことでしょう。経験値を上げるためには飼い主さんが隣に寄り添って、励ましたり褒めたりしながら共に成長していくことができるといいでしょう。

これはメンタルの弱い犬に限らず、経験の少ない子犬の時期(社会化期)にもとても大切なことと言えるでしょう。子犬の時期に人や他の犬、音に慣れさせること成犬になってからの問題行動を予防することにもつながります。外での刺激に対処する方法を学べるようにしてあげるなら、適応力を身に着け自信を持って対処することができるようになるでしょう。

驚かせない

メンタルの弱い犬というのは、いつもドキドキと緊張している場合があります。私たち人間に置き換えて考えてみても分かると思いますが、何が起こるか分からない不安と緊張を抱え続けて生活するというのはとても疲れるものです。

そんな中で心を休めてくつろぐことができる場所があるというのはメンタルの弱い犬にとってとても重要なことと言えるでしょう。それは当然のことながら自宅であり、飼い主さんと一緒に過ごす時間である必要があります。一番のリラックスできる場所と時間が飼い主さんがそばにいてくれるときなのです。

そのためには飼い主さんが愛犬に対してストレスを与えるようなことを出来るだけしないように気を配るようにしましょう。ですが、腫れ物に触るような接し方で丁重な扱い方はする必要はありません。必要なしつけはしっかりして、多少の負荷をかけながらいろいろな経験を積ませていく必要があることを覚えておきましょう。

それでも飼い主さんにはストレスを感じることがないように、愛犬が嫌がることや驚くようなことを無意識のうちにしてしまうことがないように注意しましょう。メンタルが弱い犬は、人の急な動きやふいに触れられること、突然の大きな物音や見知らぬものを苦手とする場合が多く見られます。

自宅では安心して休むことができるように、できるだけ愛犬を驚かせるようなことは控え、犬のペースを見ながら接してあげるように心がけることができるでしょう。愛犬が落ち着けるように家の中でも人が頻繁に行き来する場所や窓の近くには、犬のサークルやベットを置かないように環境を整えてあげることもできるでしょう。

犬が怖がる音への対処方法

dog listening with big ear

Javier Brosch/shutterstock.com

犬は人間よりも聴覚が優れているので、いろいろな音を聞き取ることができます。犬が緊張感を覚えたり、恐怖心につながりかねない音にはどのようなものがあるのでしょうか。飼い主さんはどのような対策ができるのでしょうか。

大きい音

夏の風物詩でもある「花火」は普段聞きなれない大きな爆発音なので怖がる犬は多いことでしょう。その花火の音にビックリしてしまい、パニックになって家から飛び出してしまう子もいるほどです。そのまま迷子になってしまう子も多いと聞きます。

近くで大きな花火大会などがある場合や花火大会が近い場所をよく散歩する場合は、前もって花火の音に慣らしてあげる必要があります。例えば、花火の動画を家にいるときに見せてあげることも有効な手段です。光や音を聴かせてあげることで事前に予習させてあげることができるでしょう。

「雷」も苦手なワンちゃんは多いですね。ゴロゴロという大きな雷鳴を聞くとお気に入りの避難場所や飼い主さんにくっついて怯えることもあるでしょう。大きな雷が鳴ると、膝に乗って抱っこしてとおねだりするときには、雷が落ち着くまで「大丈夫だよ」と撫でながら安心できるようにしてあげることができるでしょう。

お散歩中に近距離で聞こえる車やバイクの音も恐怖に感じるようです。このような音に慣れていないワンちゃんは、飛びかかろうとしたり威嚇して吠えたり、怖くて地面にへたり込んでしまうこともあります。

そのような場合は、バイクや車が通らないお散歩コースに変更してあげることができるでしょう。また、バイクや車が近くを通るときには飼い主さんのほうに注意を向けて、落ち着かせるようにコントロールしてあげるという対策ができるように、日頃からアイコンタクトができるようにしつけをしておくこともできるかもしれません。

その他にも「ドライヤー」「掃除機」などの音を怖がることもあります。大きな音を出すときには、電化製品などを使うことを愛犬が分かるように事前に伝えたり、避難場所にいてもらうようにするといいでしょう。

高い音

食器や金属同士がカシャンと当たるときの音や食器の割れる音をビックリすることもあるでしょう。大きな音とともに飼い主さんの大きな声や普段聞きなれない声を聞くと確かに愛犬を驚かせてしまうことでしょう。

また、女性の嬉しいときの悲鳴や恐怖のときの悲鳴も犬がビックリする音です。特に若い女性は悪気なしにいきなり「可愛い~」と喜んで近づいてくることがありますが、高い声といきなり走って近づかれることが犬には緊張と恐怖を感じることにつながってしまうことがあります。

あまりに高すぎる声は、犬を興奮させたり不安にさせたりすることがありますし、また強い口調や大きな声を犬は怖がり脅威を感じることもあります。犬が好きで可愛がろうと思って近づいて嫌われるなんて…と思うかもしれませんが、犬にとって嫌なことを気づかないうちにしてしまっていることがあるのです。子どもの甲高い声や大きな声も犬は苦手です。

静かに話しかけるように教えてあげましょう。犬に指示を出すときにも大きな声を出す必要はありません。犬は私たちの声にとてもよく反応しています。それは、私たちの発する声にはとてもたくさんの感情が含まれていて、犬はそれを敏感に感じ取ることができるからです。

穏やかな話し方からにじみ出るエネルギー(感情)を犬は好むことから、穏やかに話す人が犬から好かれることが多いようです。愛犬のおかげで普段の自分の話し方の改善につながって、対人関係においても良い印象を与える人になることができるかもしれませんね。

高周波数の音(モスキート音など)

犬と人間の耳が聞こえる範囲は、犬の可聴域は約40~65000Hzに対して、人間の可聴域は約20~20000Hzになります。特に高音域が人間と比べるとかなり違うことが分かるでしょう。ですから、犬は人間に聞こえない「高周波数の音」をよく聞きとることができます。

この性質を、無駄吠えや興奮する癖を直すために利用するしつけ方法もあります。例えば、犬が吠えれば高周波音を出して、注意を音に向けることを何度も繰り返すことによって「吠えるとイヤな音が聞こえる」と覚えると吠えることを抑制する効果があるそうです。

生活して緊張感や恐怖感につながる音に慣れて対処できるように対策することは臆病な犬にとって大切なことですが、あまりにやり過ぎてさらにストレスが増してしまうことがないように愛犬の様子を見ながら行なっていくことが大切と言えるでしょう。


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