日本のヨガ人口は2020年には1000万人を超えると言われており、ニーズは増加傾向です。ヨガスタジオが増え、ヨガインストラクターの求人も増えているはずですが、ヨガをすることが一般的になってきた社会だからこそ、ヨガインストラクターになりたいと考えている人も増えていると考えられます。今回は、ヨガインストラクター養成スクールの講師をしているライターが、未経験でも憧れのヨガインストラクターになるにはどうしたらいいのか、その秘訣をお伝えします!


ヨガインストラクターとしての働き方

ヨガの業界ではさまざまな働き方がありますが、大きく分けて正社員雇用、フリーランスの2つのパターンがあります。正社員雇用の場合には一から育て、長く働いて欲しいという想いから未経験でもOKとする企業もありますが、フリーランスの求人においては即戦力が期待されるため、ヨガレッスン経験者を求める傾向にあります。
筆者がスクールの生徒さんからお話を伺う中では、「最初は正社員として働きたい。そこで研修を受けて、実地経験を経てから独立してフリーインストラクターになりたい」という方が多いように思います。
確かに、この流れなら堅実に進むことができそうですが、どちらにせよオーディションと面接に受からなければなりません。未経験者にもチャンスがある業界ですが、経験者も多くいる中で合格を勝ち取っていくには、準備が必要です。

ヨガインストラクターになるための準備

ヨガインストラクターの需要は増えていますが、インストラクターになりたい人も増加傾向にあります。オーディションに挑む前に取っておきたい資格が通称「RYT200」と呼ばれる、全米ヨガアライアンスというアメリカの団体が発行するヨガの資格です。
これは「この人物は200時間のヨガのトレーニングを修了しました」という証明で、世界80ヶ国で通用する資格となります。この資格は全米ヨガアライアンスに登録している学校でのみ発行することができます。とりあえず資格だけ取るという考えではなく、しっかり学んでヨガの基礎知識を身に付けてからオーディションにトライした方が、採用される可能性が高まります。

RYT200の資格取得者も増えている

ヨガインストラクター未経験者でも、RYT200のトレーニングを受け、基礎知識を備えた応募者は増加しています。そこで差別化を図るのであれば、各ヨガスクールが開催している「スクール認定インストラクター養成トレーニング」を受けてみましょう!
筆者がヨガスクールで担当している、スクール認定インストラクター養成トレーニングのカリキュラムは、ヨガの仕事に就くために必要な3つのポイントを抑えた実践的な内容になっています。

①トレーニング内でレッスン経験を積んでいく

オーディションにおいて未経験者がまず当たる壁の一つは、実際にレッスンをするという経験がない、または足りないことが挙げられます。
スクール認定インストラクター養成トレーニングでは、ヨガクラスの組み立て方やインストラクションの仕方、立ち居振る舞いなど200時間のトレーニングで学んだことをしっかりと活かしながら、それを実際のクラスでどう展開するか模擬レッスンを重ねていくことで学んでいきます。
トレーニング中は勉強することがたくさんありますが、効率よく勉強する仕方もここで身に付けてしまいましょう。ヨガインストラクターは常に学び、スキルアップを目指していく職業です。

②模擬オーディションで強みと改善ポイントを洗い出す

次の壁は、そもそもオーディション慣れしていないということ。これは「習うより慣れよ」としか言いようがないことですので、スクール認定インストラクター養成トレーニングでは模擬オーディションを実施します。
そこで講師からのフィードバックをもとに、自分の強みと改善すべき点を明確にしていくのです。強みはもっと磨いて武器にし、改善すべきところは客観的に見ていきます。ヨガインストラクターの職業は、人の評価に常にさらされていると言っても過言ではありません。このトレーニングは、たくさんのフィードバックをチャンスと受け取る練習でもあるのです。

③脱・未経験者

そして最後の壁「未経験は応募できません」と応募すらできない状況とならないために、筆者が担当しているスクール認定インストラクター養成トレーニングでは、本当にオーディションを開催します。そこで合格した方には、インストラクター経験を積んでもらうため1年間のレッスン枠を提供しています。
トレーニング修了後は、履歴書に1年間ヨガの指導をした実績を書くことができる……。つまりもう「未経験」ではないのです!
いかがでしたか?

「希望と勇気と自信を持って、ヨガを伝えていくことができるようになって欲しい」

そんな想いを込めた認定インストラクター養成トレーニングはそれぞれのヨガスクールで開催しています。憧れのヨガインストラクターへの道を着実に歩むためにも、あなたも参加してみませんか?

情報提供元: Tonoel
記事名:「 未経験でも憧れのヨガインストラクターになる方法