そもそも人間はなぜ腰痛になってしまうのでしょう? それはヒトが二足歩行を始めたことに由来します。それまで負担のかからなかった脊椎や腰に大きな負荷が発生。その負荷がかかる3つのポイントが、そのまま腰痛の原因となるのです。



腰痛の原因の8割は腰椎にある椎骨


ヒトがまだ四足歩行だったころ、脊椎や腰に大きな負荷がかかることはありませんでした。しかし、二足歩行になると重力の影響で必然的に腰と脊椎に負荷がかかることに…。知能の発達とともに重くなった頭部が、その負荷に拍車をかけます。


これらの負荷がかかるポイントは3つ。脊椎の一番下のパートにあたる腰椎の椎間板と椎間関節、その下にある仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節になります。そして、この3か所のいずれかにおこった異常が腰痛の原因です。


腰痛の原因の比率としては、椎間板が4割で椎間関節が同じく4割、仙腸関節が1割ほどといわれています。つまり腰痛の原因の8割は、腰椎にある椎骨にあるということです。


腰痛の原因となる椎骨をつなぐ多裂筋


こうして腰痛の原因がわかったとして、それがどうして腰痛として現れるのでしょう? そもそも人間の体は筋肉によって支えられています。


腰痛の原因となる椎骨1つ1つをつないでいる筋肉は多裂筋というインナーマッスルです。この背骨に付着したインナーマッスルが働くことで、腰椎を安定させることができています。


しかし、インナーマッスルがうまく機能しないと、代わりに背中や腰周りのアウターマッスルが働かなくてはなりません。しかし、アウターマッスルの本来の役割は体を大きく動かすこと。このためアウターマッスルには負担が大きすぎて痛みを引き起こして腰痛となって現れるのでした。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 【悲報】腰痛の原因の8割は椎骨をつなぐ多裂筋の衰え