脂肪は脂質を溜め込むイメージがありますが、じつは脂質を消費する脂肪細胞が存在します。それが褐色脂肪細胞です。まだ筋肉が少なく熱を作り出せない赤ちゃんには褐色脂肪細胞が豊富に存在。加齢とともに褐色脂肪細胞は減少します。そんな褐色脂肪細胞を活性化する肩甲骨エクササイズを紹介しましょう。



褐色脂肪細胞の活性度を上げる


褐色脂肪細胞はもともと体に備わっているもの。赤ちゃんの褐色脂肪細胞は約100gありますが、成人になると40gほどまで減少します。また、努力しても褐色脂肪細胞を増やすことはできません。


とはいえ、褐色脂肪細胞の活性度を上げることは可能。褐色脂肪細胞が活性化されれば、脂肪をどんどん熱エネルギーとして消費してくれます。すると、余分な体脂肪の蓄積を防いでくれるのです。


そんな褐色脂肪細胞は体の背中に集中。とくに首や肩甲骨、背骨の周囲に多く存在しています。このため、肩甲骨を動かすことで褐色脂肪細胞は活性化。そのために効率的なのが「上下・回転・左右・反らし」の4つの肩甲骨エクササイズです。


褐色脂肪細胞を刺激するストレッチ


褐色脂肪細胞を刺激するストレッチは、1つの動きを10回ずつ行います。まず「上下」の動きは、頭の上で手のひらを合わせたら、手の平を外に向けて息を吐きながら、ひじを少し後ろに引きながらひじを胸の位置まで下ろすのです。


「回転」の動きは上半身を少し前かがみにして、腕を伸ばしたまま手を前でクロス。そのまま上半身をおこしながら腕を頭の上に上げたら、手の平を内にしたまま腕を真横まで下ろして肩甲骨を中央に寄せて褐色脂肪細胞を刺激するのです。


左右の動きは、両腕を正面に肩の高さまで上げて両手の人差し指を付けます。そして、肩甲骨を中央に寄せるイメージで、ゆっくりとひじを後ろに引くのです。


最後は肩甲骨を反らすストレッチ。両手の手の平を額の上あたりで合わせ、指先を後方に向けます。そして、指先を後方に向けたまま、手をできるだけ頭の後方へ持っていくことで肩甲骨を反らせるのです。さらに褐色脂肪細胞が活性化します。


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情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 褐色脂肪細胞を活性化させる肩甲骨エクササイズ