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これ、かっこいい! フォードの新しい追跡用ポリスカー、レスポンダーハイブリッドとF-150ポリス・レスポンダー


ハリウッド映画やドラマでよく目にするアメリカのポリスカー。大きなV8エンジンを搭載したフォードのクラウンビクトリアが定番だが、このほどフォード・ポリス・レスポンダーハイブリッドセダンとF-150ポリス・レスポンダーが、ミシガン州のグラッタン・レースウェイで32ラップの警察車両テストを成功裏に終えた

ポリス・レスポンダーハイブリッド・セダン

フォードは米国の警察が利用しているパトカーのうち、63%を供給している。映画やドラマでもクラウンビクトリア・ポリスインターセプターが登場するシーンを見たことがあるだろう。




フォードは、今年の初めに2019年型フォード・ポリス・レスポンダーハイブリッドセダンと2018年のフォードF-150ポリス・レスポンダーの2台のまったく新しいポリスカーを公開した。今回、ミシガン州警察によるテストを終え、フォードは、追跡型ハイブリッド・ポリスカーとフルサイズのピックアップトラックを法執行機関に提供する初めてのメーカーとなる。




フォード・ポリスブランド・マーケティングマネジャーであるステファン・テイラー氏は次のように述べている(ポリスブランド・マーケティングマネジャーというポジションがあることが驚きだ)。




「新しいフュージョンベースのポリス・レスポンダーハイブリッドセダンは、ポリスカーの伝説とも言えるV8エンジンを搭載するクラウンビクトリア・ポリスインターセプターよりも速く、燃料効率は倍になると見積もられています。さらに、新しいF-150ポリス・レスポンダーは、警察や法執行機関にオンロード追求とオフロード機能の両方を提供します」

F150のパトカーがあるのが、アメリカらしい。日本なら追跡用のランクルのパトカーといったところか。

追跡用のレベルは車両メーカーによって決定される。フォードは第三者にその主張を検証をまかせた。そこには、ミシガン州警察によるグラッタン・レースウェイでの32ラップの追い抜きシミュレーションが含まれていた。シミュレーションでは、パワートレイン、サスペンション、ブレーキ、タイヤシステムなど、車両全体の耐久性をテストした。




ポリス・レスポンダーハイブリッドは一般向けと違いアクセルを5秒間踏み続けると、モーターとエンジンを同時に使用して大加速できる「追跡モード」に入るのが特徴だ。


またポリスカーは「路上の交番」として1日の大半をアイドリング状態で過ごすが、大容量バッテリーを利用し、エンジンをかけないまま無線や車載コンピューターなどの電源を賄うことができるハイブリッドカーは。この点で有利だ。フォードの試算では1台あたり年間3877ドル(約42万円)のガソリン代を節約できるとしている。

フォードの警察車両ラインアップ。充実している!

0-100マイル加速性能で1、新しいポリス・レスポンダーハイブリッドセダンがクラウンビクトリアの24.4秒に対して23.1秒で1秒以上、上回った。燃費性能もクラウンビクトリア・ポリスインターセプターのほぼ2倍と圧倒的に新しいポリス・レスポンダーハイブリッドセダンが高いという。エンジンは、ポリス・レスポンダーハイブリッドセダンとF-150ポリス・レスポンダーともに3.5ℓV6エコブーストを搭載。「市街地」と「高速道路」を走行時の燃費は38mpg(16.1km/ℓ)。現在利用されているパトカー、3.7ℓV型6気筒エンジン搭載の「ポリス・インターセプター」の燃費が18mpgであることから、燃費の大幅な向上を実現することになる。フォードは新しいレスポンダーの価格を公表していないが、おそらくハイブリッドカーなので価格は上昇すると見られるが、燃料代で価格差を取り戻せるだろう。

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