俳優仲村トオル(58)が19日、日本テレビ系「行列のできる相談所」(日曜午後9時)に出演。駆け出し時代の遅刻を振り返った。
この日は「あぶない刑事SP」と題して放送され、仲村は共演の舘ひろし(74)柴田恭兵(72)と登場。21歳で同作に出演し、最若手にもかかわらず撮影に遅刻してしまったエピソードが紹介された。
再現VTRでは、遅刻を謝罪する仲村の頭を舘が台本でたたき「何やってんだよ!」と一喝。スタッフの怒りを一気に静めると、その後日本アカデミー賞新人賞に選ばれた仲村にスーツを仕立てるなどフォローも欠かさなかったという。
スタジオの仲村は「最初に撮るシーンで遅刻。一番下っ端で若造の僕がいなかったという、本当によろしくない遅刻だったんですけど」と当時を回想。一方で舘の一喝については「あんなもんじゃなかったです」とVTRと比較して笑わせた。
舘があえてスタッフの前でしかったことについて、東野幸治が「他のスタッフがそれ以上言わないようにっていう」と配慮を推察すると、仲村は「まさにそうでした」とうなずいた。
舘が場を収めた後、照明スタッフが「『トオル、ついてねえな』って言ってニコッと笑って通っていったんですけど、数分後に普通に始まった現場の中で、あれは『ついてねえな』っていうよりも『よかったな、これでみんなお前のこと許したよ』っていうニュアンスだったんだな」とふに落ちた様子で語った。