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近畿や四国など大気不安定 晴れても急な雷雨・突風に注意 ひょうの降る恐れも


きょう15日(月)、近畿や中国地方、四国は、大気の状態が非常に不安定。晴れても、急な強い雨や落雷、突風など、天気の急な変化に注意が必要。雹(ひょう)の降る可能性があるため、農作物の管理にも注意。

●近畿・中国地方・四国 天気の急変に注意

きょう15日(月)、気圧の谷や湿った空気の影響で、北海道から北陸、関東では、夕方にかけて、断続的に雨が降るでしょう。雷を伴って、短い時間にザッと強い雨やの降る所がありそうです。急な強い雨や落雷にご注意ください。

東海の雨は昼頃までで、近畿から西では、晴れ間の出る所が多くなりそうです。ただ、九州は夜にかけて安定して晴れますが、そのほかは不安定な天気でしょう。特に、近畿や四国、中国地方の上空約5500メートル付近には、この時期としては強い寒気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。

最初の画像は、きょう15日(月)15時の発雷確率を示したものです。東北から四国にかけて30%前後の所が多く、東海や近畿、四国の一部では、50%以上の所もあります。いったん晴れても、急な雷雨や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要です。

●急な雷雨など 天気急変の前兆とは

急な雷雨や竜巻などの激しい突風など、天気急変の前兆となる現象には、大きく次の3つが挙げられます。

① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
局地的な大雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、急な強い雨のサインの一つです。

② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのもの、天気急変のサインの一つです。

③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。

このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。雹(ひょう)の降る恐れもありますので、農作物やビニールハウスなど農業施設の管理にもご注意ください。

●屋外で雷から身を守るには

発達した積乱雲が近づくサインに気づいたら、速やかに安全な場所へ避難してください。避難する場所は、近くのコンクリート製の頑丈な建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。

周囲に建物や車がなく、避難できない場合は、頭をなるべく低くして、両手で耳をふさいで、しゃがみましょう。
この時、重要なのが、両足のかかとをつけて、つま先立ちで姿勢を保つことです。両足のかかとをつけることで、万が一、地面を伝って体に電流が侵入しても、上半身まで伝わることなく、反対側の足から電流を流すことができます。また、つま先立ちをすることで、地面と接する部分を小さくできるため、足元から侵入する電流を最小限にすることができます。通電の可能性が高くなるので、地面に寝転んだり、腹ばいになったりしないようにしましょう。

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