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【広島】初4番の小園海斗が決勝犠飛を届けた相手は…報徳学園時代の恩師が教え子プレーを初観戦


阪神対広島 6回表広島無死一塁、小園は右前打を放つ(撮影・上田博志)

<阪神0-2広島>◇7日◇甲子園

広島小園海斗内野手(23)は人知れず恩師に晴れ姿を初披露していた。

プロで初めて4番スタメン起用され、初回にいきなり先制犠飛で決勝点をあげた一戦。実は報徳学園時代の恩師、宮崎翔(つばさ)コーチ(37)が甲子園まで駆けつけてくれていた。

ゴールデンウイーク明けの同校練習休日と広島の甲子園ゲームが重なり、教え子のプロ6年目、1軍通算410試合目にして初めて「広島小園」のプレーを生観戦。同校グラウンドから聖地まで直線距離で約5キロという立地も味方につけ、甲子園のバックネット裏から勇姿を目に焼きつけた。

小園は決勝犠飛に加え、6回に4番初安打も記録。宮崎コーチは「最低限をしっかりやってくれました。4番として打点を挙げたことより、カープファンに応援してもらっている姿がうれしかった。ファンの方が小園と名前が書かれたグッズを持つ姿がなんだかうれしかったです」と目を細めた。

まだ中学生だった頃から追いかけてきた教え子とは、今でも交流が続く。小園にとっては「僕だけの力でなく、その力もあってプロになれた」と感謝する恩人の1人に違いない。

「私生活もそうですし、『練習からしっかりやらないと試合でそれ以上のことはできない』と。確実に基本をこなして試合で発揮する。普通にやることを教わりました」

2人は試合前、バックネット越しに再会。「基本に忠実に、焦ることなく堂々とプレーしてる姿を見てもらいたい」。そう意気込んでいた小園は活躍と勝利を恩師に届けた直後、思わずほおを緩ませた。

「結果を残せて良かったです。また見に来てもらえたらと思いますし、活躍できるように頑張りたいです」

高校3年夏に報徳学園のリードオフマンとして甲子園を沸かせてから6年後、教え子はカープの4番を任されるまでに成長を遂げた。宮崎コーチは試合後、感慨深げな表情で聖地を後にした。【中島麗】

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