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【阪神】岡田監督、好機で三振の佐藤輝に「選球眼のええバッターやったら…」今季4度目完封負け


阪神対広島 8回裏阪神1死満塁、見逃し三振に倒れた佐藤輝(撮影・西尾就之)

<阪神0-2広島>◇7日◇甲子園

阪神が2イニング連続の満塁機をモノにできず、今季4度目の完封負けを喫した。8回1死満塁からは佐藤輝明内野手(25)、森下翔太外野手(23)が2者連続凡退。きわどいコースの直球で見逃し三振を喫した佐藤輝に、岡田彰布監督(66)は「選球眼のええバッターやったら、ボール言うかも分からんで」と率直に話した。今季最多の観客4万2606人が集まった甲子園で白星を逃し、2位巨人に1・5ゲーム差に迫られた。

   ◇   ◇   ◇

今季最多の4万2606人が集まった甲子園。2度の大歓声は、ため息へと変わってしまった。2点を追う7回2死満塁で代打小野寺が遊飛。続く8回も1死満塁の絶好機だったが、佐藤輝が見逃し三振、森下は二ゴロに倒れた。「当たり前やんか、なんとかしたいのは」。最後のチャンスで無得点に終わり、岡田監督もついため息。今季4度目の完封負けを喫した。

序盤は広島に勢いが傾いた。初回は中野の二ゴロファンブルから先制点を献上。5回1死での後逸も2失点目につながった。昨季ゴールデングラブ賞の二塁手が、遊撃で出場した22年9月18日以来となるまさかの複数失策。そんな流れの中、反撃ムードが最高潮に達したのは8回だった。

1番近本からつないで塁を埋め、打席に立ったのは佐藤輝。しかし、フルカウントからきわどいコースの外角直球を見逃すも、球審はストライクの判定。悔しさをにじませた大砲は「何も言えないです」と言葉少なに振り返った。

厳しい判定もあったか? そんな問いに、岡田監督は率直な感想を話した。

「判定ていうか、そらボールばっかり振ってるバッターやからな。選球眼のええバッターやったら、審判も人間やから、ボール言うかも分からんで」

いつも見極めている姿があれば、球審の心証だって変わるかもしれない。「こいつは絶対ボール振れへんてなればボールなるよ。機械じゃないんやから。そういう意味では味方につけなあかんわ、審判も」。進化を求める佐藤輝に、指揮官ならではの注文をつけた。

打率1割9分3厘。三振に倒れる直前には、甘めに入った直球を仕留めきれずファウルにした。指揮官はここも厳しく指摘した。

「何球も粘って粘っての場面じゃないもんな。ああいうチャンスは一発で仕留めんとなあ、1スイングで」

主軸に座る男に快音が出なければ、打線は盛り上がらない。これで2位巨人とは1・5ゲーム差。奮起を信じて、1戦1戦を戦っていく。【磯綾乃】

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