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【巨人】西舘勇陽3試合ぶり無失点投球に笑顔戻る サウナと水風呂で体と心を整え切り替え


巨人対阪神 9回からマウンドに上がり無失点に抑えた巨人西舘(撮影・たえ見朱実)

<巨人2-1阪神>◇4日◇東京ドーム

巨人のドラフト1位西舘勇陽投手(22)に笑顔が戻った。同点の9回に3番手で登板し、1回を無失点。先頭の阪神大山は4球で四球を与え、続く糸原の初球はサインミスと乱れた。そこから一呼吸を置き、踏ん張った。糸原を中飛、ノイジーを遊ゴロ、坂本を三ゴロに封じた。3試合ぶりの無失点投球。復調の兆しを示し、サヨナラ勝ちにつなげた。

1日10時間、多い日で12時間以上の睡眠を愛する右腕も、寝付けない夜が続いた。4月26日DeNA戦は1/3回を3失点、同30日ヤクルト戦は1回2失点と2試合連続の黒星を喫した。ふがいなさと悔しさに感情が支配された。「これでは眠れない。考えすぎて、悩んでしまうのもよくない」。打たれた夜はサウナと水風呂に入った。いつもと違う過ごし方で、体と心を整え、無理やり寝られるように工夫した。自分にできる切り替えの方法を模索した。

阿部監督は「抑えられて多少、自信が取り戻せたんじゃないか」と話した。首位阪神とは1ゲーム差に肉薄。苦い経験も乗り越えながら、欠かせない存在となっていく。【上田悠太】

▽巨人吉川(延長10回1死満塁、中前にサヨナラ打)「なんとかバットに当てた。抜けろと思って走ってました。みんながつないでくれてだったので、なんとかできて良かった」

▽巨人長野(延長10回1死一、二塁に代打で左前打。サヨナラ勝ちにつなげ)「また、いいところで打てるように頑張ります」

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