【バーゼルAFP=時事】スイス・バーゼルで開催中の欧州体操競技選手権で23日、ドイツの女子選手2人がレオタードの代わりにボディースーツを着用して出場し、注目を浴びた。(写真は欧州体操競技選手権、女子個人総合決勝。平均台に臨むドイツのエリザベト・ザイツ)
 個人総合で5位に入ったエリザベト・ザイツと、同7位のキム・ブイは、腕から脚まで完全に覆われた衣装で演技に臨んだ。今週、同じくボディースーツを着用して大会に出場したチームメートのサラ・ボスは、「心地を良くし、かつスタイリッシュさを保つ」アイデアだと説明している。
 ボスは自身のインスタグラムで「思春期に入り、生理になったときは、どんどん心地悪さを感じるようになった」と投稿。独公共放送ZDFとのインタビューでは、「幼いときは、体のラインにぴったりしていても、大した問題とは思っていなかったのに」と語った。
 ザイツはこの日、レオタードの代わりに全身を覆うボディースーツを着用したことは「重要なシグナル」とコメント。同種目2位に入ったロシアのアンジェリーナ・メルニコワは、ドイツ代表のウエアについて「変わっているけど、かわいい」と話した。
 体操界は近年、相次ぐスキャンダルに揺れている。米国では、シモーネ・バイルスら女子のスター選手を含む少なくとも265人に20年以上にわたって性的虐待を加えていたとして、同国体操連盟の元チーム医師であるラリー・ナサール受刑者が有罪判決を受けた。
 英国でも虐待行為の疑惑が浮上して注目を集めているほか、ギリシャでは複数の元選手が、コーチ陣の一人から数十年間にわたって「拷問に等しい」虐待行為を受けていたと訴えている。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/04/27-14:54)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「独体操選手、全身スーツでの演技に注目「重要なシグナル」