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総量規制対象外のカードローン9選!年収の3分の1以上を借りる方法を紹介


(画像=NETMONEY編集部)

「既存ローンで追加融資をお願いしたけど断られた…」
「他社借入が多くてカードローンの審査に通らない…」
「総量規制オーバーでもお金を借りたい…」
「年収が低くても高額を借りられるカードローンはないだろうか?」

総量規制対象外のカードローンであれば、年収の3分の1を超えるがある人も利用できます

なかでも消費者金融のおまとめローンや借り換えローンは、総量規制に抵触している人向けの商品であるため、他社からの借入額が多い人にも最適です。

一般的に借入残高が多いほど審査は厳正に実施されますが、おまとめローンや借り換えローンの利用件数は2023年5月時点で245,155件と、多くの人が利用できていることがわかります。

今回は、総量規制対象外のカードローンを紹介します。年収の3分の1を超える金額を借りる方法や審査に通過するコツも解説しているため、総量規制オーバーで借入れしたい人は参考にしてください。

この記事でわかること
  • 住宅ローンやおまとめローンなど、一部のローン商品は総量規制の対象外
  • 銀行など貸金業者でない金融機関は総量規制の対象外
  • おまとめローンを利用することで金利や返済負担の軽減が可能
  • 銀行カードローンは年収の2分の1までであれば借入れできる可能性がある
  • 総量規制対象外のカードローンを利用するには返済能力を証明することが大切
  1. 総量規制対象外のカードローン9選
  2. 総量規制対象外のカードローンなら年収の3分の1を超えて借りられる
    1. 総量規制とは借入金額を年収の3分の1までに制限する法律のこと
    2. 除外貸付と例外貸付のカードローンなら総量規制対象外で借りられる
    3. 銀行などの貸金業者に該当しない金融機関からの借入れは総量規制対象外
    4. 実際に約75万人が総量規制オーバーでも借りれた
  3. 総量規制対象外で年収3分の1以上借りる方法
    1. おまとめローンや借り換えローンなら総量規制対象外で借りられる
    2. ビジネスローンも個人事業主への事業資金貸付で総量規制対象外
    3. 住宅ローンや自動車ローンも除外貸付で借入額が借入残高に算入されないため借入れ可能
    4. クレジットカードのショッピング枠も割賦販売法が適用されるため総量規制の対象外
    5. ネット銀行カードローンなら総量規制対象外で借りられることも
    6. JAバンクは総量規制対象外であるため年収の3分の1以上借りられる場合がある
    7. 信用金庫は年収250万以上なら総量規制対象外で利用できる
    8. ろうきんは条件が厳しいが総量規制対象外、低金利で借りられる可能性がある
  4. 総量規制対象外で即日借りれるのは大手消費者金融カードローン
    1. プロミス「おまとめローン」
    2. アコム「借換え専用ローン」
    3. レイク「レイク de おまとめ」
    4. SMBCモビット「おまとめローン」
    5. アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」
  5. 中小消費者金融で借入れすることも可能
    1. 中央リテール「貸金業法に基づくおまとめローン」
    2. ダイレクトワン「お借り換えローン」
    3. フクホー「貸金業法に基づく借換えローン」
    4. アロー「借換ローン」
  6. 銀行カードローンは総量規制対象外だが自主規制で高額借入が困難
    1. 銀行は総量規制対象外だけれど自主規制で借入れが困難な場合がある
    2. ネット銀行なら年収3分の1を超えて借りられる可能性がある
  7. 総量規制対象外のカードローンは審査が甘い?
    1. 総量規制以上の借入れをする場合はより安定した収入が必要になることも
    2. 信用情報に傷があると借入れできないことも
    3. 延滞や滞納をしていると審査で不利になることも
    4. 審査が甘い・審査なしの業者は違法業者の可能性が高い
  8. 総量規制対象外のカードローンの審査に通るコツ
    1. 他社借入残高を減らしておく
    2. 信用情報を確認しておく
    3. 在籍確認の電話に対応する

総量規制対象外のカードローン9選

総量規制対象外のカードローンは、次のとおりです。

総量規制対象外のカードローン一覧
カードローン金利/実質年率借入限度額融資時間
プロミス おまとめローン(※1)年6.3~17.8%~300万円最短20分
アコム 借換え専用ローン年7.7~18.0%1~300万円最短20分(※2)
レイク de おまとめ年6.0~17.5%10~500万円最短25分
SMBCモビット おまとめローン年3.0~18.0%~500万円最短即日
アイフル おまとめMAX、かりかえMAX年3.0~17.5%1~800万円最短20分
中央リテール おまとめローン年10.95~13.0%~500万円最短翌営業日
ダイレクトワン お借り換えローン年4.9~18.0%1~300万円最短即日
フクホー 借換えローン年7.3~20.0%~200万円最短即日
アロー 借換ローン年15.0~19.94%~200万円最短即日
※1 リンク先はフリーキャッシング/レディースキャッシングの申込ページです
※2 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

上記のカードローンであれば、年収の3分の1を超える借入れがある人も最短即日で利用できます。また他社からの借入れがある人を申込対象としているため、既存ローンがある人も審査に通過しやすいといえます。

総量規制オーバーで借入れしたい人は、上記の総量規制対象外のカードローンを検討しましょう。

総量規制対象外のカードローンなら年収の3分の1を超えて借りられる

総量規制対象外のカードローンなら、年収の3分の1を超えてお金を借りられます

貸金業者のカードローンは通常、総量規制によって借りられる金額が年収の3分の1までに制限されていますが、「除外貸付」や「例外貸付」は総量規制の対象外です。

住宅ローンや自動車ローンなどの除外貸付は借入残高に算入されないため、利用後も年収の3分の1までであれば貸金業者から借入れできる可能性があります。

おまとめローンなどの例外貸付は利用額が借入残高に算入されるため借入総額が年収の3分の1を超えると追加融資を受けられません。しかし、総量規制オーバーの借入れがある人も利用可能です

また貸金業者に該当しない銀行は総量規制の対象外であるため、他社からの借入額が年収の3分の1以上ある人も借入れできる可能性があります。

ただし銀行カードローンは多くの場合、自主規制によって借入可能額を制限しており、返済能力を上回る借入れはできないため注意しましょう。

総量規制とは借入金額を年収の3分の1までに制限する法律のこと

総量規制とは、借入金額を年収の3分の1までに制限する法律のことです。たとえば年収300万円の人は、100万円までであれば貸金業者から借入れできます。

総量規制は、多重債務問題を解決するために2010年6月から施行されています。以前は借り手の返済能力を上回る過剰貸付が頻繁に行われており、返済が困難になった多重債務者が多くいたためです。

しかし総量規制が導入されたことによって、現在は多重債務者が大幅に減っています。日本貸金業協会の調査によると、2007年には多重債務者が171万人いましたが、2022年には9.9万人にまで減りました

参照元:統計でみる貸金業界の今│日本貸金業協会

また総量規制が導入されたことによって、行政処分を受ける貸金業者が99.4%も減少しました。つまり、違法な営業をする貸金業者が大幅に減ったということです。

総量規制は消費者が多重債務に陥ることを防ぐだけでなく、貸金業界の健全化のために必要な規制であるといえます。

除外貸付と例外貸付のカードローンなら総量規制対象外で借りられる

除外貸付と例外貸付のカードローンなら、総量規制対象外で借りられます。

除外貸付とは住宅ローンや自動車ローンなど総量規制になじまない貸し付けのことで、総量規制にかかわらず借入れできます。また除外貸付で借りた金額は借入残高に含まれないため、利用後も総量規制をオーバーしない範囲で新たに貸金業者から借入れできます。

たとえば年収450万円の人が除外貸付で100万円を借りた場合、100万円は借入残高に含まれません。つまり総量規制の範囲内である150万円までであれば、除外貸付利用後もカードローンなどで借入れできるということです。

一方、例外貸付とはおまとめローンや借り換えローンなど利用者が一方的に有利となる貸し付けのことです。総量規制にかかわらず借入れできるため、他社からの借入額が年収の3分の1以上あっても利用できます。

ただし例外貸付の借入額は借入残高に算入されるため、総量規制を超える借入れをした場合は新たにカードローンを利用できません

除外貸付と例外貸付に該当する貸し付けの詳細は、次のとおりです。

除外貸付と例外貸付の内容
貸付の種類内容
除外貸付・住宅ローン
・自動車ローン
・高額療養費の貸付
・証券担保ローン
・不動産担保ローンなど
例外貸付・おまとめローンや借り換えローン
・配偶者貸付
・個人事業者に対する貸付
・緊急に必要な医療費を支払うための貸付
・緊急と認められる費用の貸付など

他社からの借入額が年収の3分の1を超えている人は、除外貸付や例外貸付のローン商品を検討してみましょう。

ほかにも、銀行法に即している銀行カードローンなどの貸金業者に該当しない金融機関であれば、総量規制を超える借入れができる可能性があります。

銀行などの貸金業者に該当しない金融機関からの借入れは総量規制対象外

銀行などの貸金業者に該当しない金融機関からの借入れは、総量規制の対象外です。つまり貸金業者でない金融機関のカードローンであれば、年収の3分の1を超える借入れがあっても利用できる可能性があるということです。

たとえば次の銀行カードローンは、公式サイトにある事前診断ツールによると、総量規制を超える金額を借りられる可能性があることがわかりました。

総量規制以上を借りられる可能性がある銀行カードローン
  • 三井住友銀行カードローン
  • 三菱UFJ銀行カードローン
  • イオン銀行カードローン
  • セブン銀行カードローン
  • auじぶん銀行カードローン
  • 愛媛銀行 ひめぎんクイックカードローン

実際、銀行カードローンを利用している人のうち43.3%は総量規制オーバーで借入れできています

参照元:銀行カードローンに関する消費者意識調査│全国銀行協会

しかし現在は多くの銀行で、自主的に借入れできる金額を制限しています。

三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガ銀行がカードローンの融資額を利用者の年収の2分の1や3分の1までとする自主ルールを導入したことが19日、わかった。

銀行カードローンであっても、総量規制以上にお金を借りられない可能性がある点には注意が必要です。

実際に約75万人が総量規制オーバーでも借りれた

総量規制以上に借入れすることは難しいと思われがちですが、実際に約75万人が総量規制オーバーでもお金を借りることができています

JICCの信用情報に関する統計によると、2023年5月の時点で総量規制の除外貸付や例外貸付の総利用者数は745,939人にのぼります。

JICCの信用情報に関する統計
貸付の種類利用件数
除外貸付369,481件
例外貸付376,458件

例外貸付のなかでも大多数を占めるのはおまとめローンや借り換えローンであり、2023年5月時点で約25万人が利用していることがわかります。

おまとめローンや借り換えローンの利用者
例外貸付の詳細利用件数
個人顧客が既債務を返済するための貸付31,460件
段階的返済借換え213,695件

総量規制対象外のカードローンであれば、年収の3分の1を超える借入れがあっても利用できるため、追加融資を受けられず困っている場合は検討しましょう。

総量規制対象外で年収3分の1以上借りる方法

総量規制対象外で年収の3分の1以上を借りる方法は、次のとおりです。

年収の3分の1以上を借りる方法
年収の3分の1以上を借りる方法利用が向いている人
おまとめローン、借り換えローン毎月の返済負担を軽減したい人
ビジネスローン設備投資資金や運転資金など、事業で必要なお金を借りたい人
住宅ローン、自動車ローンなど住宅の増改築や自動車の購入などお金の使い道が決まっている人
クレジットカードのショッピング枠借入金を生活費の足しにしたい人
ネット銀行カードローン借入総額が年収の2分の1までにとどまる人
JAバンク給与振込や公共料金の口座振替などでJAバンクを利用している人
信用金庫年収が250万円以上あり、同じ職場で2年以上働いている正社員や公務員
ろうきん・年収が150万円以上あり、同じ職場で1年以上働いている人
・申込条件を満たしているパートやアルバイトの人

なかでも、おまとめローンや借り換えローンは総量規制を超える借入れがある人を対象としているため、既存ローンがある人も審査に通過できる可能性が高いといえます。

お金の使い道が決まっている場合は、ビジネスローンや住宅ローン、クレジットカードのショッピング枠を利用することで総量規制を超えた借入れが可能です。

一方、ネット銀行カードローンやJAバンクは総量規制の対象外ではありますが、返済能力を上回る借入れは認められません。また、信用金庫やろうきんは申込条件として年収や勤続年数が設定されていることから、審査は厳正に実施されることが予想されます。

審査通過に不安がある人は、おまとめローンや借り換えローンが最適です。

おまとめローンや借り換えローンなら総量規制対象外で借りられる

おまとめローンや借り換えローンなら、総量規制対象外で借りられます。おまとめローンや借り換えローンは貸金業法に規定される「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」に該当し、総量規制が適用されないためです。

おまとめローンや借り換えローンの申込対象者は他社からの借入れがある人であるため、既存ローンがある人も審査に通りやすい傾向があります。また返済が一本化され、返済日や返済金の管理がしやすくなる点もメリットです。

ただしおまとめローンは返済専用であるため、借入残高が年収の3分の1を超える場合は新たに借入れできません。

とはいえ、一般的におまとめローンや借り換えローンを利用すれば、金利が下がり毎月の返済負担も軽減されます。追加融資は受けられなくとも、月々の返済額が減額されることで必要な金額分を工面できる可能性があります。

おまとめローンとは?

おまとめローンとは、複数の会社から借りているローンを1社にまとめる商品のことです。

借入れを1つにまとめることで、返済日や返済金の管理がしやすくなる利点があります。また、おまとめローンは利用する前より金利や返済額が不利な条件にならないよう法律で定められているため、返済負担を軽減できます。

総量規制の「例外貸付け」に該当する「借換え」であるための条件
(一部・概要)

(2)「借換え後」の金利が、借換え前の金利を上回らない。
(4)1か月の負担額について、借換え後の負担額が、借換え前の負担額を上回らない。

たとえば3社から50万円ずつ借入れしている人がおまとめローンを利用すると、次のとおり年3.0%金利が下がるだけでなく、毎月15,000円も返済負担を抑えられます。

おまとめローン利用前
借入額金利/実質年率返済額/月利息総額
A社50万円年18.0%15,000円198,327円
B社50万円年18.0%15,000円198,327円
C社50万円年18.0%15,000円198,327円
総額150万円-45,000円594,981円

※毎月の返済額はアコムの返済シミュレーションを参考

おまとめローン利用後
借入額金利/実質年率返済額/月利息総額
おまとめローン150万円年15.0%30,000円868,611円

※アコムのおまとめローンを利用した場合を想定しています

ただし毎月の返済額が軽減されることで返済期間が長引き、支払う利息が増えてしまう場合もあるため注意しましょう。

年収の3分の1を超えると追加融資を依頼しても拒否される

おまとめローンで借りる金額が年収の3分の1を超えると、追加融資を依頼しても拒否されます。

おまとめローンは総量規制の対象外ではありますが、借入金は原則として既存ローンの返済以外には利用できません。

おまとめローンは、ご返済のみで追加のお借入はできません。

おまとめローンの契約後、追加融資を受けたい場合は相談が可能です。ただし追加借入れは総量規制の対象となるため、おまとめローンの利用額が年収の3分の1を超えている場合は新たに融資を受けられません。

おまとめローン利用後に追加で融資を受けたい場合は、返済を進めて借入残高を年収の3分の1未満にする必要があります。

追加融資が停止になっても返済を進めて借入残高を減らすと解除される

おまとめローン利用後、追加融資が停止になっても返済を進めて借入残高を減らすと解除されます。貸金業者からの追加融資は総量規制の対象であるため、おまとめローン利用後に借入れしたい場合は、借入残高が年収の3分の1未満となるまで返済を進めましょう。

たとえば年収300万円の人は、繰り上げ返済をして借入残高を100万円未満にすれば追加融資を受けられます。どんどん返済を進めて借入残高を減らすことが大切です。

ビジネスローンも個人事業主への事業資金貸付で総量規制対象外

貸金業者のビジネスローンは、法人または個人事業主が事業資金貸付としてお金を借りるのであれば総量規制の対象外です。

個人事業主や法人がビジネスローンを利用する場合は、審査で事業計画や収支計画、資金計画を提出する必要があります。書類が勘案され、返済能力を超えないと認められた場合に限り総量規制を超える金額を借りられます。ただし借入金の使途は事業資金に限られます。

ビジネスローンの使途
  • 新規事業の立ち上げ資金
  • 設備投資資金
  • 運転資金(商品の仕入れ費用、人件費など)
  • 銀行から融資を受けるまでのつなぎ資金など

ビジネスローン申込時には確定申告書や事業内容確認書の提出を求められるだけでなく、見積書や納品書など売上を証明する書類の提出を求められる場合があります。審査をスムーズに進めたいのであれば、事前に用意しておきましょう。

住宅ローンや自動車ローンも除外貸付で借入額が借入残高に算入されないため借入れ可能

住宅ローンや自動車ローンなどの目的別ローンは除外貸付であるため、借入額が借入残高に算入されません。つまり現時点で総量規制を超える借入れがあっても、目的別ローンであれば利用できる可能性があるということです。

たとえば新しく自動車を購入したい人の借入残高が総量規制をオーバーしている場合、カードローンは利用できませんが、自動車ローンであれば新たに借入れできる可能性があります。

目的別ローンは、次のとおり借入金の使途が決まっています。

目的別ローンの使途
目的別ローンの種類借入金の使途
住宅ローン・物件の購入費用
・借り換えなど
自動車ローン・新車や中古車の購入費用
・車検費用
・車の整備
・運転免許証の取得
・オートバイの購入など
教育ローン・受験費用
・入学資金
・学費など
リフォームローン・住宅の増改築
・車庫の設置
・水回りのリフォーム
・内装、外装のリフォームなど
ブライダルローン・披露宴や挙式費用
・結婚指輪の購入資金
・家具の購入資金など
医療ローン・入院費用
・手術費用
・歯の治療費
・健康保険が適用されない自由診療費用
・先進医療費用
・美容整形費用など

借入金の使途が上記に該当するのであれば、総量規制の対象外である目的別ローンを検討しましょう。

ただし目的別ローン利用後は返済が伴います。他社からの借入額が多いと返済能力を疑われやすく、審査通過も厳しくなる点には注意が必要です。

高額療養費の貸付制度

高額療養費の貸付制度は総量規制の対象外であるため、年収の3分の1を超える借入れがある人も利用できます。

日本には1ヵ月間にかかる医療費が上限額を超えた場合、後々超えた分を支給してもらえる高額療養費制度があります。

しかし限度額適用認定証を提出できていない場合は、一旦窓口で医療費の全額を支払わなければなりません。上限を超えた分が支給されるのは約3ヵ月後であるため、医療費の先払いによって生活が苦しくなる可能性があります。

このような状態に陥った際、各保険機関から無利子で高額療養費相当額を借りられる制度が高額療養費の貸付制度です。次に該当する場合は、高額療養費の貸付制度を利用しましょう。

高額療養費の貸付制度
  • 医療費が限度額を超えると見込まれる場合
  • 限度額適用認定証の提出が遅れ、高額な医療費を支払いできない場合など

高額療養費の貸付制度を利用すれば、医療機関の窓口で支払う金額は自己負担限度額のみとなるため、医療費の支払い負担を軽減できます。ただし保険料の未納、および滞納がある人は、高額療養費の貸付制度を利用できないため注意しましょう。

有価証券を担保とする貸付け

証券担保ローンなど、有価証券を担保とする貸付けも総量規制の対象外です。有価証券を担保とし、その範囲内で借入れすることから過剰貸付には該当しないためです。

証券担保ローンにおいて担保として利用できる有価証券の一例は、次のとおりです。

担保として利用できる有価証券の一例
  • 国内上場株式(ETF、REIT、ETN等を含む)
  • 国債、政府保証債、地方債、社債(転換社債型新株予約権社債を含む)
  • 非上場投資信託

証券担保ローンの金利は年5.0%未満と低く設定されており、返済負担を軽減できるメリットもあります。上記の株式や国債を持っている人は、証券担保ローンを検討しましょう。

不動産を担保とする貸付け

不動産担保ローンやリバースモーゲージなど、不動産を担保とする貸付けは総量規制の対象外です。借入可能額は不動産の価格以内で設定されることから、契約後も無理なく返済できると判断されるためです。

次の不動産を所有している人は、不動産担保ローンを利用することで、総量規制以上の金額を借りられる可能性があります。

担保となる不動産の一例
  • 建物
  • 土地
  • 駐車場
  • 借地権
  • 賃貸中の所有物件など

ほかにも、売却予定不動産の売却代金により返済される貸付けも総量規制の対象外です。

不動産売却時にはお金を受け取るまで時間がかかることから、不動産の売却代金を前借りすることができます。借入額が不動産の売却価格以内であれば、返済能力の範囲内であると判断されることから、総量規制を超える借入れも可能です。

ただし不動産担保ローンを利用する場合、現在住んでいる自宅を担保とする場合は総量規制の対象となるため注意しましょう。

クレジットカードのショッピング枠も割賦販売法が適用されるため総量規制の対象外

クレジットカードのショッピング枠も、割賦販売法が適用されるため総量規制の対象外です。

クレジットカードのショッピング枠は、商品などの購入金額を立て替えてもらう機能であり、支払いは翌月以降におこないます。翌月にまとめて返済できないのであれば、リボ払いを選択することで複数回に分けて支払うことも可能です。

借入金を生活費の購入や食事の費用などに充てたいのであれば、クレジットカードのショッピング機能を利用しましょう。

キャッシング機能が設定されていれば総量規制オーバーでも借りられる

所有しているクレジットカードにキャッシング機能が設定されていれば、総量規制オーバーでも近くのコンビニATMなどですぐにお金を借りられます。

クレジットカードを使って現金を借りるキャッシング機能は総量規制が適用されますが、すでにキャッシング枠が設定されていれば新たに審査を受ける必要はありません。

所有しているクレジットカードにキャッシング枠が設定されているかどうかは、次のいずれかの方法で確認できます。

キャッシング枠の有無を確認する方法
  • 毎月届く利用明細
  • Web上の会員ページ
  • クレジットカード会社への電話

ただし、クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠は共通です。仮にクレジットカードの利用可能枠が50万円である場合、ショッピング枠で30万円を利用していれば、残りの20万円のみ借りられます。

商品購入などでショッピング枠を多く利用している場合は、必要な金額分を借りられない可能性があるため注意しましょう。

ネット銀行カードローンなら総量規制対象外で借りられることも

ネット銀行カードローンなら、総量規制対象外で借りられることもあります。

ネット銀行は全国銀行協会の准組合員であり、金融庁の監視が行き届きにくい傾向です。そのため、大手銀行よりも柔軟に審査を実施している印象があります。

事実、ネット銀行カードローンは本人に収入がない専業主婦(主夫)にもお金を貸し出していることから、大手銀行よりも柔軟に審査を実施していることが伺えます。

大手銀行とネット銀行の比較
カードローン名専業主婦(主夫)の借入れ
三井住友銀行カードローン×
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック×
みずほ銀行カードローン×
イオン銀行カードローン
セブン銀行カードローン
楽天銀行スーパーローン
PayPay銀行カードローン
auじぶん銀行カードローン×

とはいえ、各社公式サイトにある事前診断ツールによると、大手銀行とネット銀行とで借入可能額に対する規制に大差はありません。

大手銀行とネット銀行の借入可能額
カードローン名年収の2分の1まで借入可能
三井住友銀行カードローン
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
みずほ銀行カードローン×(年収の3分の1まで)
イオン銀行カードローン
セブン銀行カードローン
楽天銀行スーパーローン-
PayPay銀行カードローン-
auじぶん銀行カードローン

ネット銀行を中心とする銀行カードローンは、年収の2分の1までであれば借入れできる可能性があるため、現時点で借入残高が総量規制をオーバーしている人は検討しましょう。

JAバンクは総量規制対象外であるため年収の3分の1以上借りられる場合がある

JAバンクは総量規制の対象外であるため、年収の3分の1以上を借りられる可能性があります。

JAバンクは地域住民の生活向上を目指している地域密着型の金融機関です。地域住民の利益が最重視されるため、融資をすることで生活の向上が見込まれる場合は、総量規制オーバーでも借入れが認められる可能性があります。

さらに普段からJAバンクを利用している人は、次のとおり金利が引き下げられます。

JAバンクカードローンの金利引き下げ
条件金利引き下げ幅
JAバンクを給与振込先としている年2.0%
JAカードを持っている年1.0%
公共料金の口座振替先としてJAバンクを指定している年1.5%
JAネットローンから申し込みしている年1.5%

上記条件を満たしている人は年6.0%も金利が引き下げられるため、年8.0%以下の金利でカードローンを利用できる可能性があります。JAバンクのカードローンは、低金利で利用したい人にもおすすめです。

とはいえ、JAバンクのカードローンに申し込みした際は審査がおこなわれます。JAバンクは総量規制対象外ではありますが、返済能力以上の借入れは認められないことを念頭に置きましょう。

なお、JAバンクのカードローンは、農協に出資していない人も利用できます。申込条件として具体的な年収や職業も定められていないため、パートやアルバイトの人も申し込みが可能です。

信用金庫は年収250万以上なら総量規制対象外で利用できる

信用金庫のカードローンは年収が250万円以上あれば、総量規制対象外で利用できる可能性があります。信用金庫は信用金庫法に基づいて運営しており、総量規制が適用されないためです。

事実、長崎三菱信用組合のカードローンは、年収の2分の1程度を上限に借入れできる可能性があります。

前年の年収に応じた借入限度額
前年度年収借入限度額
250万円以上400万円未満90万円
400万円以上500万円未満190万円
500万円以上200万円

信用金庫のカードローンであれば年10.0%未満の金利で借入れできることもあるため、支払う利息を抑えたい人にもおすすめです。

上限金利が年10.0%未満の信用金庫カードローン
信用金庫のカードローン金利
長崎三菱信用組合 カードローン年7.0%
沼津信用金庫 カードローン「グレート」年8.85%
芝信用金庫カードローンアイ年4.5~6.8%
京都中央信用金庫 プレミアムカードローン年5.0~7.0%
尼崎信用金庫ウル虎カードローン年6.0%

ただし信用金庫のカードローンは申込条件として年収や勤続年数が設定されていることから、他の金融機関より厳正に審査を実施している印象があります。

上限金利が年10.0%未満の信用金庫カードローン
信用金庫のカードローン年収勤続年数
長崎三菱信用組合 カードローン250万円以上2年以上
沼津信用金庫 カードローン「グレート」300万円以上2年以上
芝信用金庫カードローンアイ300万円以上2年以上
京都中央信用金庫 プレミアムカードローン500万円以上5年以上
尼崎信用金庫ウル虎カードローン-2年以上

多くの場合、勤続年数が短い人や非正規雇用の人は信用金庫のカードローンを利用できないため、他の金融機関を検討しましょう。

ろうきんは条件が厳しいが総量規制対象外、低金利で借りられる可能性がある

(画像=NET MONEY編集部)

ろうきんは条件が厳しいが総量規制対象外であるだけでなく、低金利で借りられる可能性があります。ろうきんは労働金庫法により運営されているため、総量規制が適用されないためです。

ただし、ろうきんのカードローンは申込条件として年収、および勤続年数が設定されてることから、審査は厳正に実施されていることが想定されます。

ろうきんカードローンの申込条件
  • 20~64歳の人
  • 前年の年収が150万円以上ある人
  • 同?勤務先に原則1年以上勤務されている人
  • 対象地域内に居住、または勤務している人
  • ろうきんの会員、もしくは一般勤労者

ろうきんのカードローンは申込条件を満たせばパートやアルバイトの人も利用できますが、扶養内で働く人や勤続年数が短い人は契約できないため注意しましょう。

中国ろうきんの助け合い制度であれば多重債務者も借りられる可能性がある

中国ろうきんの助け合い制度であれば、多重債務者もお金を借りられる可能性があります。

ろうきんの助け合い制度とは、助け合いの精神に基づき、地域住民や地域社会への貢献を目指す施策のことです。中国ろうきんの助け合い制度の1つに、会員が多重債務に陥った際、相談や金銭的援助を受けられる施策があります。

中国ろうきんでは、これまで138件の相談を受け付けており、そのうち29件はおまとめローンを実行することで多重債務問題の解決に貢献しています。

参照元:多重債務の整理について(相談体制・融資制度)│中国ろうきん

岡山県や鳥取県、広島県や島根県、山口県に在住している人で借金の返済が苦しい場合は、中国ろうきんに相談してみてはいかがでしょうか。

総量規制対象外で即日借りれるのは大手消費者金融カードローン

即日で総量規制オーバーでも借りれるのは、大手消費者金融のカードローン(おまとめローン)です。

次の大手消費者金融は、いずれも最短即日で利用できるだけでなく、レイクを除けば来店不要で契約できます。

総量規制を超えても借りられる大手消費者金融
ローン名借入限度額実質年率融資時間来店不要銀行カードローンの
借り換え
クレジットカードの
ショッピング利用分の
借り換え
プロミス
「おまとめローン」
~300万円年6.3~17.8%最短即日××
アコム
「借換え専用ローン」
1~300万円年7.7~18.0%最短20分※××
レイク
「レイク de おまとめ」
10~500万円年6.0~17.5%最短即日××
SMBCモビット
「おまとめローン」
~500万円年3.0~18.0%最短即日××
アイフル
「おまとめMAX」
「かりかえMAX」
1~800万円年3.0~17.5%最短即日
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

大手消費者金融のおまとめローンを即日で利用できる理由は、審査で与信スコアリングシステムを採用しているためです。申込情報や信用情報をもとにAIがスコアを算出し、その点数によって融資可否を判断しているため、どこよりも早く利用できます。

さらに、いずれの大手消費者金融も原則として電話で在籍確認を実施しないため、勤務先の休業日に申し込みした場合でも最短即日で契約できます。

総量規制対象外のおまとめローンを今日中に利用したい場合は、大手消費者金融が最適です。

プロミス「おまとめローン」

借入限度額~300万円
実質年率年6.3~17.8%
申込対象者20~65歳の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長10年(120回)
無利息期間30日間*
※プロミスで新規契約する人に限る

プロミスのおまとめローンは、総量規制をオーバーしていても借り入れが可能です。

新規契約者であれば30日間の無利息期間が適用されるため、利息を含む返済総額を抑えたい人におすすめです。

たとえば他社で80万円を年18.0%の金利で借りている人が、プロミスのおまとめローンを利用し、月々に最低返済額のみ返済した場合の利息総額は次のとおりです。

おまとめローン金利/実質年率借入額無利息期間返済額/月返済回数利息総額
利用前年18.0%80万円なし21,000円*57回395,827円
利用後年17.8%80万円30日21,000円*56回360,599円
※プロミスの最低返済額を参照

ご覧のとおり30日間の無利息期間が適用されることで、35,228円もお得に利用できます。無利息期間が適用された場合の利息総額は、年17.0%の金利で借り換えした場合と同等です。

ただし30日間の無利息期間は、プロミスで新規契約する人がWebから申し込みした場合に適用されるため注意しましょう。

アコム「借換え専用ローン」

借入限度額1~300万円
実質年率年7.7~18.0%
申込対象者20歳以上の安定した収入がある人
審査時間最短20分※1
融資時間最短20分※1
返済期間最長12年3ヵ月(146回)
無利息期間契約日翌日から最大30日間*
※アコムで新規契約する人に限る
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコムの借換え専用ローンは、Webから申し込みすれば最短20分で契約が完了します。※1

借換え専用ローンの審査過程では、原則として勤務先に電話連絡が入らないため、休日に申し込みした場合でも審査が進みます。なるべく早く利用したい人は、アコムの公式サイトから申し込みしましょう。

アコムの借換え専用ローンは総量規制の対象外であるため、年収の3分の1を超える借入れがある人も利用できます。とはいえ、一般的に他社からの借入総額が多いと返済能力を疑われやすく、場合によっては審査に通りません。

しかしアコムの新規成約率は40%を超えており、5人に2人が審査に通過しています。

大手消費者金融の新規成約率
大手消費者金融2023年5月
アコム42.6%
プロミス40.8%
アイフル27.7%

参照元:マンスリーレポート│アコム月次データ│SMBCコンシューマーファイナンス月次データ│アイフル

他社と比較してもアコムの新規成約率は高いため、審査通過に不安がある人はアコムの借換え専用ローンが最適です。

レイク「レイク de おまとめ」

借入限度額10~500万円
実質年率年6.0~17.5%
申込対象者20~70歳の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長10年(120回)
無利息期間×

レイクのレイク de おまとめは総量規制対象外で、貸金業者からの借入れに加えて銀行カードローンの借り換えも可能です。

レイク de おまとめの上限金利は年17.5%であるため、年17.5%以上の金利で借入れしている人が利用することで支払う利息を抑えられます。

たとえば50万円を年18.0%の金利で借りている人は、レイク de おまとめを利用することで10,057円も利息を含む返済総額を抑えられます。

レイク de おまとめの利用前と利用後
実質年率借入額返済額/月利息総額
利用前年18.0%50万円14,000円*221,492円
利用後年17.5%50万円14,000円*211,435円
※レイクの最低返済額を参照

レイク de おまとめの利用を希望する人は、専用ダイヤル0120-176-500に電話をかけて申し込みしましょう。

ただしレイク de おまとめ専用ダイヤルの営業時間は10:30~19:30であるため、申し込みする時間には注意が必要です。

なお、電話で申し込みしたあとは審査がおこなわれ、審査通過後は最寄りの自動契約機へ来店し、本人確認書類や収入証明書類を提出しなければなりません。他社のように自宅にいながら契約できないため、来店する時間を出せない人には不向きです。

SMBCモビット「おまとめローン」

借入限度額~500万円
実質年率年3.0~18.0%
申込対象者20~65歳の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長13年4ヵ月(160回)
無利息期間×

SMBCモビットのおまとめローンは、SMBCモビットで契約している人に限り利用できます。銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠は対象外ですが、複数の貸金業者からお金を借りている人は検討しましょう。

SMBCモビットの返済期間は13年4ヵ月と大手消費者金融のなかでも最長であるため、月々の返済負担を軽減したい人に最適です。

たとえば他社からの借入総額が100万円ある場合、年15.0%の金利で借り換えできれば、月々に支払う最低返済額は14,500円で済みます。

返済期間が最長10年である他社を利用する場合、毎月の最低返済額は16,500円以上と2,000円高くなってしまうため、月々の返済額を抑えたい人にはSMBCモビットが適しています。

SMBCモビットのおまとめローンは、すでにSMBCモビットで契約している人が利用対象者となるため、他社を利用するより審査にも通過しやすいでしょう。実際、SMBCモビットの審査過程では原則として電話で在籍確認が実施されないとからも、審査に通過しやすい印象があります。

SMBCモビットのおまとめローンを希望する人は、0120−24−7217へ電話をかけて、おまとめローンを利用したい旨を伝えましょう。

アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」

借入限度額1~800万円
実質年率年3.0~17.5%
申込対象者20歳以上の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長10年(120回)
無利息期間×

アイフルの「おまとめMAX」および「かりかえMAX」は、総量規制オーバーでも借り入れできるため、すでに銀行カードローンで借入れしている人におすすめです。消費者金融のおまとめローンは多くの場合、銀行カードローンは対象外ですが、アイフルであれば銀行からの借入れも一本にまとめられます。

アイフルのおまとめMAX、およびかりかえMAXを希望する人は、アイフル公式サイトの専用申込フォームから申し込みしましょう。

アイフルの借り換え、およびおまとめローンには次の2つがあり、アイフルの利用有無によって申し込みするローンが異なります。

ローン名利用対象者
おまとめMAXアイフルをすでに利用している人
かりかえMAXアイフルを利用したことがない人

おまとめMAX、およびかりかえMAXの審査過程では原則として勤務先に電話連絡が入らないだけでなく、Web申込をすれば自宅に届く郵送物もないため誰にもバレずに利用できます。

ただしアイフルのおまとめMAX、およびかりかえMAXは通常のカードローンとは異なり、無利息期間が適用されません。無利息期間を活用し返済負担を軽減したいのであれば、プロミスやアコムが最適です。

中小消費者金融で借入れすることも可能

他社からの借入額が総量規制を超えている場合、中小消費者金融で借入れすることも可能です。

次の中小消費者金融であれば、他社からの借入総額が年収の3分の1を超えている場合でも利用できます。

総量規制対象外のローン
ローン名借入限度額実質年率返済期間銀行カードローン・クレジットカードのショッピング枠来店不要
中央リテール
「貸金業法に基づく
おまとめローン」
~500万円年10.95~13.0%最長10年××
ダイレクトワン「お借り換えローン」1~300万円年4.9~18.0%最長10年
フクホー「貸金業法に基づく借換えローン」~200万円年7.3~20.0%最長10年×
アロー「借換ローン」~200万円年15.0~19.94%最長15年×

また中小消費者金融は、過去の金融事故が原因で大手消費者金融の審査に落ちた人でも利用できる可能性があります。中小消費者金融の審査では、過去の金融事故よりも現在の収入や借入状況が重視されるためです。

参照元:よくあるご質問│キャッシングのエイワ

ただし中小消費者金融のおまとめローンは来店申込ができない場合、審査に時間がかかったり申し込みできなかったりする点には注意が必要です。

また、多くの中小消費者金融で借入限度額が低めに設定されているため、他社からの借入総額が200万円以上ある人は利用できない可能性があります。

他社からの借入件数が5件以上あり、借入総額が200万円を超えている場合は、中央リテールのおまとめローンを検討しましょう。

中央リテール「貸金業法に基づくおまとめローン」

借入限度額~500万円
実質年率年10.95~13.0%
申込対象者20歳~65歳の安定した収入がある人
審査時間最短2時間
融資時間最短翌営業日
返済期間最長10年(120回)

中央リテールのおまとめローンは、他社からの借入件数が5件以上あり、借入総額が200万円を超えている人が利用できます。

他社のお借入れが5社以上かつ200万円以上あるお客様が対象となります。

中央リテールのおまとめローンは、最大500万円までの高額融資に対応しているだけでなく、上限金利は年13.0%と低めに設定されています。そのため、年13.0%以上の金利で借入れしている人は中央リテールのおまとめローンを利用することで、毎月の返済負担を抑えられます。

たとえば他社で200万円を借りている人が中央リテールのおまとめローンを利用し、年13.0%の金利が適用された場合、毎月の最低返済額は3万円です。

借金返済のために毎月3万円以上を支払っている場合は、おまとめローンを利用することで家計に余裕を持たせられます。

ただし中央リテールのおまとめローンを利用するには、契約時に東京都渋谷区にある店舗へ来店しなければなりません。首都圏外に在住している人は利用できないため、注意しましょう。

ダイレクトワン「お借り換えローン」

借入限度額1~300万円
実質年率年4.9~18.0%
申込対象者25歳以上の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長10年(120回)

ダイレクトワンのお借り換えローンであれば、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠も含めた借入れを一本にまとめられます。

お借り換えローンの対象となるお借入れ

銀行からのキャッシング(カードローン)残高・クレジットカードのショッピング/リボ等の残高

ダイレクトワンであれば日本全国から申し込みが可能で、近くの店舗に来店できる場合は即日で利用できます。

ダイレクトワンのお借り換えローンを利用したい人は、平日の9時~20時に0120-01-1125へ電話をかけて、お借り換えローンを利用したい旨を伝えましょう。

ただしダイレクトワンの店舗は東京都や神奈川県、静岡県や山梨県など全国に9店舗のみです。

来店できない場合は郵送で書類をやり取りする必要があるため、利用開始まで1週間程度かかります。また、お借り換えローンの返済期間中はダイレクトワンで新たにお金を借りられないため、追加借入れを希望する場合は他社で相談しましょう。

フクホー「貸金業法に基づく借換えローン」

借入限度額~200万円
実質年率年7.3~20.0%
申込対象者20歳以上の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長10年(120回)

フクホーの借換えローンは、他社からの借入総額が200万円までであれば利用できます。

最高金利は年20.0%と高めですが、借入総額が多いほど適用金利も下がるため、他社から200万円以下の借入れをしている人はフクホーの借換えローンを検討しましょう。

たとえば3社から50万円ずつ借入れしている人がフクホーの借換えローンを利用した場合、金利が年3.0%下がるだけでなく、月々の返済負担を14,800円も軽減できます。

借換えローン利用前
借入額実質年率返済額/月
A社50万円年18.0%13,000円
B社50万円年18.0%13,000円
C社50万円年18.0%13,000円
総額150万円-39,000円
借換えローン利用後
借入額実質年率返済額/月
フクホーの借換えローン150万円年15.0%24,200円

借入金の使途は他社の返済に限りますが、毎月の返済負担が軽減されることで必要な金額分を工面できる可能性があります。

さらに平日の9時~18時に大阪府のなんばにあるフクホーの店舗に来店できれば、即日で借り換えできます。

ただしフクホーの借換えローンに申し込みする際は、本人確認書類や所得証明書のほか、住民票が必要です。なるべく早く借り換えしたいのであれば、市役所やコンビニにて事前に住民票を取得しておきましょう。

アロー「借換ローン」

借入限度額~200万円
実質年率年15.0~19.94%
申込対象者25~65歳の安定した収入がある人
審査時間最短即日
融資時間最短即日
返済期間最長15年(180回)

アローの借換ローンは、返済期間が最長15年と他社より5年長く設定されているため、毎月の返済負担を大幅に軽減できます。

たとえば他社からの借入件数が4件あり、それぞれ年18.0%の金利で50万円ずつ借りている人がアローの借換ローンを利用すれば、月々に24,000円も返済負担を抑えられます。

借換えローン利用前
借入額実質年率返済額/月
A社50万円年18.0%13,000円
B社50万円年18.0%13,000円
C社50万円年18.0%13,000円
D社50万円年18.0%13,000円
総額200万円-52,000円
借換えローン利用後
借入額実質年率返済回数返済額/月
アローの借換ローン200万円年15.0%180回(15年)28,000円

返済期間が最長10年に設定されている他社で200万円を借り換えた場合、月々の最低返済額は33,000円となるため、アローを利用するほうが5,000円も毎月の返済負担を軽減できます。

さらにアローは最短即日で借換ローンを利用できるだけでなく、必要書類をアプリで提出すれば自宅に届く郵送物も回避できます。

アローの借換ローンは1日でも早く利用したい人だけでなく、家族に内緒で借り換えしたい人にもおすすめです。

銀行カードローンは総量規制対象外だが自主規制で高額借入が困難

銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、自主規制によって高額借入が困難な実情があります。

銀行カードローンは2017年3月から審査を厳格化しており、多くの銀行で借入可能額を自主的に規制しています。なかには借入可能額を年収の3分の1としている銀行もあることから、総量規制オーバーでも借りれる銀行カードローンはありません。

総量規制以上の借入れをしたいのであれば、ネット銀行カードローンが最適です。ネット銀行は大手銀行よりも柔軟に審査を実施している印象があるため、総量規制以上の借入れができる可能性があります。

銀行は総量規制対象外だけれど自主規制で借入れが困難な場合がある

銀行は総量規制の対象外ですが、自主規制によって借入れが困難な場合があります。実際、金融庁の調査によると、銀行カードローンのうち13%は借入上限額を総量規制と同じ年収の3分の1に設定しています。

年収の3分の1を上限としている銀行も 13%(14/102 行)ある。

銀行が過剰貸付をすると業務改善命令などの行政処分を受ける可能性があることから、返済能力以上の借入れはできません。したがって、銀行から総量規制以上の借入れをすることは困難であるといえます。

参照元:東日本銀行が不適切融資 金融庁、業務改善命令へ│日本経済新聞

ネット銀行なら年収3分の1を超えて借りられる可能性がある

銀行カードローンは審査が厳格化されていますが、ネット銀行であれば年収の3分の1を超えて借りられる可能性があります。

上述したとおり、ネット銀行カードローンは本人に収入がない専業主婦(主夫)も借入れできることから、大手銀行より審査が柔軟に実施されていることが想定されます。

次のネット銀行カードローンであれば、総量規制を超えて借入れできる可能性があるため、年収の3分の1を超える借入れがある人は検討しましょう。

総量規制以上に借りられる可能性があるネット銀行カードローン
  • auじぶん銀行カードローン
  • イオン銀行カードローン
  • セブン銀行カードローン

なかでもauじぶん銀行カードローンには借り換えコースがあり、複数の借入れを一本にまとめられます。借り換えコースを利用することで返済の管理がしやすくなるだけでなく、年12.5%以下の金利で利用できる点もメリットです。

auじぶん銀行カードローン

借入限度額10~800万円
実質年率年0.98~17.5%
申込対象者20~69歳の安定した収入がある人
審査時間最短翌営業日
融資時間最短翌営業日

他社からの借入総額が100万円を超えている人は、auじぶん銀行カードローンの借り換えコースに申し込みすることで、年12.5%以下の金利で借り換えできます。

たとえば、次のとおり2社から年18.0%の金利で50万円ずつ借りているとします。

他社からの借入れ
金利/実質年率借入額返済額/月返済回数利息総額
A社年18.0%50万円13,000円58回251,536円
B社年18.0%50万円13,000円58回251,536円
総額-100万円26,000円-503,072円

上記の借入れをしている人がauじぶん銀行カードローンに借り換えすれば、218,736円も支払う利息を抑えられます。

auじぶん銀行カードローン利用後
金利/実質年率借入額返済額/月返済回数利息総額
auじぶん銀行カードローン年12.5%100万円26,000円*50回284,336円
※毎月の返済額を変更しなかった場合

またauじぶん銀行カードローンは総量規制の対象外であり、他社からの借入額が年収の2分の1までであれば利用できる可能性があります。つまり既存ローンの借入総額が年収の3分の1以上あっても、auじぶん銀行カードローンであれば追加融資を受けられる可能性があるということです。

auじぶん銀行カードローンは既存ローンの返済負担を抑えつつ、追加で融資を受けたい人におすすめです。

総量規制対象外のカードローンは審査が甘い?

ローンであっても安定した収入があるなど、契約後に返済できることを証明できなければ審査に落ちてしまいます。

事実、他社からの借入額が年収の3分の1以上ある人は、収入証明書類の提出が必須です。

また過去に延滞や債務整理をしたなど、信用情報に傷がある場合は総量規制対象外のカードローンを利用できないこともあります。現時点で延滞や滞納をしている場合は、契約後に貸し倒れになることを疑われるため審査に通りません。

ただし総量規制対象外のカードローンを利用できない場合でも、審査なしや審査が甘いと公言している貸金業者の利用は避けましょう。違法業者を一度でも利用すると、金銭的にも精神的にも脅かされます。

総量規制の対象外であるカードローンの審査基準について、詳しく解説します。

総量規制以上の借入れをする場合はより安定した収入が必要になることも

総量規制以上の借入れをする場合は、より安定した収入が必要になります。事実、先に紹介したおまとめローンは、いずれも申込条件として安定した収入が定められており、返済できる見込みがない人は借入れできません。

また借入総額が100万円を超える場合、または1社から50万円以上の借入れを希望する場合は、収入証明書類を提出することが貸金業法で定められています。

個人が借入れをしようとする場合において、①ある貸金業者から50万円を超えて借入れる場合、②他の貸金業者から借入れている分も合わせて合計100万円を超えて借入れる場合、のどちらかに当てはまると、「収入を証明する書類」の提出が必要です。

銀行カードローンは貸金業法が適用されませんが、貸金業者と同様、高額融資を希望する場合は収入証明書類の提出が必要です。

貸金業法の基準を勘案し、年収証明書の取得基準を「借入額300万円超」から「借入額50万円超」に引下げ。
■年収証明書を取得しない取扱いとしていたが、貸金業法の基準に準じ、29年8月以降は新規極度開設または極度増額時に「極度50万円超」の場合は年収証明書を取得する取扱いに変更。

このように借入総額が多いほど安定した収入が重視され、審査もより慎重におこなわれることが想定されます。総量規制対象外のカードローンを利用する際は、源泉徴収票や給与明細書などを提出できるよう準備しておきましょう。

信用情報に傷があると借入れできないことも

過去に延滞や債務整理をした人など信用情報に傷がある場合は、総量規制対象外のカードローンで借入れできないことがあります。一般的に、信用情報に傷があるということは、信用力が低いとみなされるからです。

したがって、信用情報に傷があると返済能力を疑われやすく、場合によっては利用を断られてしまいます。

過去の延滞は5年、債務整理は5~7年間は信用情報機関から消えません。信用情報に傷がある場合は、過去の延滞や債務整理の情報が消えるまで待ってから申し込みしましょう。

どうしても今すぐ総量規制対象外のカードローンを利用したければ、中小消費者金融の利用をおすすめします。中小消費者金融の審査では現在の収入や借入状況が重視されるため、信用情報に傷があっても利用できる可能性があります。

延滞や滞納をしていると審査で不利になることも

現時点で延滞や滞納をしていると、審査で不利になることもあります。信用情報に延滞や滞納の情報が登録されていると、契約後に返済が困難になることを懸念されるためです。

事実、審査に通りやすいといわれる中小消費者金融であっても、現時点で延滞や滞納をしている人は契約できない旨が記載されています。

現在、他社のご返済が遅れている方はご契約出来ません。

返済が2ヵ月以上遅れている場合は、申し込みすらできなくなるため注意が必要です。

2ヶ月以上の延滞・金融事故のある方は原則お申込み頂けません。

現時点で既存ローンの返済が大幅に遅れている人は、延滞を解消することからはじめましょう。収入を増やす、節約をするなどしてお金を工面し、どんどん返済を進めることが大切です。

どうしても自分の力で延滞を解消できない場合は、生活困窮者向けの貸付制度や債務整理を検討しましょう。審査に通らないからといって、審査が甘いと公言している業者を絶対に利用してはいけません。

審査が甘い・審査なしの業者は違法業者の可能性が高い

総量規制対象外のカードローンを利用できない場合でも、審査が甘い・審査なしの業者は違法業者の可能性が高いため利用は避けましょう。正規の業者は、貸金業法によって審査が甘い・審査なしという広告を打てません

第十六条 貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。

また貸金業者に該当しない銀行でも、過剰な貸し付けを促す広告を抑制しています。

銀行による貸付がお客さまにとって過剰な借入とならないための配慮に欠けた表示等を行わないよう努める。

「他店◯件以上でも可」「多重債務一本化」など、総量規制を超える借入れができることを強調する広告は法律に反します。

このような宣伝をする業者は違法業者である可能性が高く、一度でも利用すると法外な利息の請求や乱暴な取り立てを免れません。金銭的にも精神的にも脅かされるため、審査なし・審査が甘いを謳う業者の利用はやめましょう。

名前をはじめて聞く業者を利用する場合は、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスを利用し、正規の貸金業者であることを確認した上で申し込みすることが重要です。

総量規制対象外のカードローンの審査に通るコツ

総量規制対象外のカードローンの審査に通るコツは、次のとおりです。

総量規制対象外のカードローンの審査に通るコツ
  • 他社借入残高を減らしておく
  • 信用情報を確認しておく
  • 在籍確認の電話に対応する

総量規制対象外のカードローンであっても、審査では返済能力が問われます。他社借入残高を少しでも減らして、契約後に無理なく返済できることを証明しましょう

また過去の延滞や債務整理が原因で、カードローンの審査に落ちる可能性があります。過去に延滞や債務整理をした人は事前に信用情報を確認して、カードローンの審査で不利になる要素がないか確かめておきましょう。

総量規制対象外のカードローンに申し込みした際は多くの場合、勤務先に在籍確認の電話連絡が入ります。在籍確認の電話を受けなければ審査が進まず利用を断られる可能性があるため、電話応対は必須です。

他社借入残高を減らしておく

総量規制対象外のカードローンに申し込みする際は、他社借入残高を減らしておくことが大切です。他社借入残高が少ないほど無理なく返済できると判断されやすく、審査に通過できる可能性が高まるためです。

たとえば年収300万円の人がアイフルから100万円を借りている場合、毎月の返済額は26,000円です。しかし20万円を返済しておけば借入残高は80万円となり、月々に支払う金額は21,000円と安くなります。借入残高が少ないほど毎月の返済額も軽減されることから、無理なく返済できると判断されやすくなります。

総量規制対象外のカードローンであっても、借入残高が多すぎる場合は審査に通りません。その旨は、アイフルの公式サイトにも記載があります。

いくら複数の借入先を一本化できるといっても、 借入先があまりに多い場合や借入総額が個人の返済能力を超えている場合などは、 審査に落ちてしまうこともあります。

事実、全国銀行協会の調査によるとカードローンを利用している人のうち62.2%の人が借入総額100万円以下であることからも、借入残高は少ないほうが審査に通過しやすいといえます。

参照元:銀行カードローンに関する消費者意識調査│全国銀行協会

総量規制対象外のカードローンを利用する際は繰り上げ返済をし、他社借入残高を減らしておきましょう。

信用情報を確認しておく

総量規制対象外のカードローンに申し込みする際は、事前に信用情報を確認しておきましょう。信用情報に傷がついている場合は、審査に通らない可能性が高いためです。

信用情報機関には次の3つがあり、いずれにもカードローンやクレジットカードの申込情報や借入れに関する情報、返済状況などが登録されています。

信用情報機関
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)

信用情報機関に登録されている情報のなかでも、61日以上の延滞や債務整理の情報はカードローンの審査に悪影響を及ぼすだけでなく、一度登録されると5~7年は消えません

プロパーカードと提携カードの主な違い
債務整理の種類株式会社シー・アイ・シー(CIC)株式会社日本信用情報機構(JICC)全国銀行個人信用情報センター(KSC)
延滞5年5年5年
債務整理5年5年10年

過去の延滞や債務整理の情報から返済能力を疑われればカードローンの審査に通らないため、事前に信用情報の開示請求をし、信用情報に傷がついていないか確認しておきましょう。手続き方法や手数料は次のとおりです。

信用情報の開示方法および手数料
信用情報機関加盟する金融機関開示方法手数料
株式会社シー・アイ・シー(CIC)銀行、消費者金融、クレジットカード会社など・Web
・郵送
500円~1,500円(税込)
株式会社日本信用情報機構(JICC)銀行、消費者金融、クレジットカード会社など・Web
・郵送
・窓口
1,000円(税込)
全国銀行個人信用情報センター(KSC)銀行など・Web
・郵送
1,000円(税込)

信用情報を開示請求する際は1,000円ほどの手数料がかかりますが、Webで手続きすればすぐに詳細を確認できるため、カードローンの審査落ちを未然に防げます。

ただし加盟している信用情報機関は金融機関ごとに異なるため、既存ローンの指定信用情報機関を確認した上で開示請求をしましょう。

在籍確認の電話に対応する

総量規制対象外のカードローンの審査に通過するためには、在籍確認の電話に対応しましょう。審査過程では在籍確認として勤務先に電話連絡が入る場合がありますが、電話を受けられなければ審査が進まず、場合によっては利用を断られてしまいます。

もし申込人が在籍確認の電話を受けられなかった場合でも、職場の人が「〇〇は席を外している」などの説明をしてくれれば審査が進みます。在籍確認の際はオペレーターの個人名を名乗ってもらえるため、カードローンに申し込みしたことが同僚にバレる心配もありません。

カードローンの審査過程で実施される在籍確認は、返済能力を調査する目的でおこなわれます。在籍確認に応じなければ返済能力を疑われやすく、審査に通らない可能性があるため注意しましょう。

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