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次世代オープン勘定系システム「BankVision」を中核とした新基幹系システムが農林中央金庫で稼働開始


2020年9月24日



日本ユニシス株式会社



次世代オープン勘定系システム「BankVision」を中核とした

新基幹系システムが農林中央金庫で稼働開始



日本ユニシスと農林中央金庫は、日本ユニシスが提供する次世代オープン勘定系システム「BankVision」を中核とした、基幹系アウトソーシングサービスの採用について合意し、同サービスを利用した新基幹系システムの稼働を2020 年9 月23 日から開始しました。

日本ユニシスは、長年にわたり地域金融機関向けのパッケージを提供してきており、長年蓄えられてきたノウハウに基づき数多くの採用実績を有しています。

Windowsベースのフルバンキングシステム「BankVision」は、多くの地方銀行にて採用されており、稼働実績は今回の農林中央金庫で11金融機関(注)となり、全国金融機関としては初の稼働になります。



【背景】

農林中央金庫は「農林⽔産業と⾷と地域のくらしを⽀えるリーディングバンク」を⽬指して、変化を追い⾵として、新たな価値創造への挑戦に取り組んでいます。

この取り組みの一つとして、既存業務の合理化・効率化を徹底して、「現場力」と「収益力」を強化する分野に人員を再配置する、未来志向の業務革新を推進しています。

また、多様なテクノロジーを積極的に活用することにより、お客さまの利便性や業務の生産性を向上する、デジタルイノベーションにも取り組んでいます。

そのような中で、オープンプラットフォームで稼働する「BankVision」を用いて再構築した勘定系システムは、既存業務の合理化・効率化を実現し、新商品・新サービス提供にも柔軟な対応が可能となること、また、新たなデジタルサービスへの迅速な対応が可能となることから、業務革新、デジタルイノベーションを促進する基盤として期待されています。

本システムは、マイクロソフトのWindows Server/SQL Serverを基盤としたオープン勘定系システムで、開発環境の一部には、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureを採用し、システムの運用は、日本ユニシスが提供する共同アウトソーシングセンターを利用します。



【次世代オープン勘定系システム「BankVision」】

既存勘定系システム資産と専門業務ノウハウ、最新IT スキルを最大限に活用し、オープンプラットフォームで勘定系処理機能を提供する「BankVision」の主な特徴は以下のとおりです。



1. オブジェクト指向技術の採用により、銀行業務に最適なオブジェクトを導出し、これらをSOAの考え方に基づきサービス単位でコンポーネント化(部品化)することにより、変化に対し柔軟性の高いシステムを実現。



2. テーブルウェア化の採用により、顧客層に応じたきめ細かい新商品/新サービスの提供や銀行経営戦略/収益構造変革へのスピーディな対応が可能。



3. オープン金融業務処理基盤「MIDMOST」採用によるポータビリティ(移植性)を備えたシステム構造により、コストと安全性のベストバランスの継続的な維持が可能。



4.銀行システムの広範な範囲をグローバルスタンダードなオープンプラットフォームWindows ServerおよびSQL Serverにて提供し、バンキングシステム全体としての親和性と効率化を大幅に向上。



5.営業店事務を支援するチェック/省力化機能により、堅確化と合理化のさらなる促進を実現。



6.店舗形態や取引パターンに柔軟に対応する営業店連携取引機能により、柔軟かつスピーディな店舗戦略立案/営業体制の構築が可能。



【今後の取り組み】

現在、日本ユニシスは、国内初となるパブリッククラウドでのフルバンキングシステム「BankVision on Azure」の稼働に向けたプロジェクトを実施しており、併せて金融機関データおよび地域データを活用した地域エコシステムの実現を目指しAzure上でのデータ活用プラットフォームの構築も進めています。

日本ユニシスは、「BankVision on Azure」やオープンAPI公開基盤「Resonatex」を活用し、金融機関機能を異業種やFintechなどにサービス提供することで、金融機関の新たな収益機会の創出や、業種・業態の垣根を超えたビジネスエコシステムによる新たな価値創造を目指していきます。





【エンドースメント】

日本マイクロソフト株式会社

執行役員 常務 パブリックセクター事業本部長

佐藤 亮太 氏



農林中央金庫様「新基幹系システム」の稼働開始を心からお祝い申し上げます。

2003年 日本ユニシス様との協業により、勘定系システム「BankVision」のソフトウェア基盤部分にWindows Server/SQL Server の採用が合意されました。以降、日本ユニシス様と日本マイクロソフトおよびマイクロソフト米国本社チームは、ミッションクリティカルな勘定系システムの安定運用に向けて強固なプロジェクト体制を構築しております。この度、農林中央金庫様「新基幹系システム」では、ソフトウェア基盤部分にWindows Server/SQL Server を採用しています。2007 年より他行様で順次稼働しているシステムは全て安定稼働しており、今後、日本ユニシス様とさらに緊密に連携し「BankVision」をより多くの地域金融機関様にご提供できることを期待しております。



注 :「BankVision」の稼働実績

「BankVision」は、2007年以降、他ベンダーの勘定系システムからの更改も含めて10行で安定稼働し、銀行基幹システムとして高い安全性、堅牢性を確保しています。



1.  2007 年5 月稼働 株式会社百五銀行(本店:三重県津市)

2.  2009 年1 月稼働 株式会社十八銀行(本店:長崎県長崎市)

3.  2010 年1 月稼働 株式会社筑邦銀行(本店:福岡県久留米市)

4.  2010 年5 月稼働 株式会社紀陽銀行(本店:和歌山県和歌山市)

5.  2010 年5 月稼働 株式会社佐賀銀行(本店:佐賀県佐賀市)

6.  2011 年1 月稼働 株式会社山梨中央銀行(本店:山梨県甲府市)

7.  2011 年5 月稼働 株式会社鹿児島銀行(本店:鹿児島県鹿児島市)

8.  2014 年1 月稼働 スルガ銀行株式会社(本店:静岡県沼津市)

9.  2015 年1 月稼働 株式会社北國銀行(本店:石川県金沢市)

10.  2017 年5 月稼働 株式会社大垣共立銀行(本店:岐阜県大垣市)



■関連リンク:

・次世代勘定系システム「BankVision」 

http://www.unisys.co.jp/solution/bankvision/



・2019年11月21日付 ニュースリリース

国内初、パブリッククラウドでのフルバンキングシステム2021年稼働に向けて、プロジェクトを開始

https://www.unisys.co.jp/news/nr_191121_bankvison.pdf



※BankVision、MIDMOST、Resonatexは、日本ユニシス株式会社の登録商標です。

※Microsoft、Windows、Windows Server、SQL Server、Microsoft Azureは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

※Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。

※その他記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。



※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。





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