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リップル社CEO、モルガンの独自仮想通貨「JPMコイン」を批判【フィスコ・アルトコインニュース】


米リップル社の最高経営責任者(CEO)であるブラッド・ガーリンハウス氏が、米大手銀行のJPモルガン・スタンレーが発行を予定している独自仮想通貨「JPMコイン」を批判したことが、3月6日~3月7日にかけて、アメリカのワシントンDCで開催されたカンファレンス「DC ブロックチェーン・サミット」にて明らかとなった。

同氏は「ドルを預ければJPMコインがもらえ、JPM台帳の中で動かせるが、普通にドルを使えばいいのではないか。本当に理解できない。JPM台帳の中でしか動かせず、ドル対ドル、1対1の裏付けを持つ必要があるならば、これがどのような問題を解決するのか全く分からない」と指摘した。

また、現在の仮想通貨を利用する環境について言及し、「仮想通貨の利用環境は数年前に比べて大きく変わっている。以前は投資目的で使用されたり不正利用されたりすることが多かったが、現在は実用性・ユースケースが求められている」としており、アメリカの規制環境については「規制の明確性と透明度が必要不可欠だ」と述べた。

JPモルガン・スタンレーは2月初旬、顧客の送金決済を効率的に行うことを目的として、要大手銀の中で初めて、独自の仮想通貨「JPMコイン」を開発、発表した。ただ発表時点では、試験段階であり、現状では消費者にサービスを提供する計画はないとしていた。その後、同行のCEOであるジェイミー・ダイモン氏は、年次の投資家説明会で、同コインについて「内部利用に留まる可能性もあるし、商業用として利用できるかもしれない、いずれ、消費者が利用することになる日がくるかもしれない」と話していた。




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