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6日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と反発、保険セクターしっかり


週明け6日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比16.81ポイント(0.54%)高の3156.98ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、17.64ポイント(0.54%)高の3305.80ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は0.95ポイント(0.28%)高の337.58ポイント、深センB株指数は0.97ポイント(0.09%)高の1099.07ポイントで終了した。

資金流入の思惑で買われる。「養老保険基金(年金基金)の資金が間もなく本土A株市場に流入する」との観測が流れた。中国の政策期待も高まる。中国の重要な政治イベントである「両会」に関し、全国人民政治協商会議が3月3日、全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)が同5日に開幕すると正式発表された。商いも急増し、上海A株市場の売買代金は概算1501億人民元に膨らんだ(先週3日は約1078億人民元)。

業種別では、保険株がしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が3.4%上昇した。本土株の先高感が強まるなか、保険各社の運用収益も改善するとの見方が浮上している。農業関連株も上げが目立つ。種苗メーカーの甘粛省敦煌種業(600354/SH)が4.0%高で引けた。5日公表された2017年の「中央1号文件」(当該年の最も重要な政策課題を掲げる文書)では、農業の供給サイド改革を今年も進めると強調されている。ゼネコンなどインフラ関連株、鉄鋼株、不動産株、空運株、消費関連株などもしっかり。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株なども物色された。

(亜州IR)



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