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米国株見通し:下げ渋りか、インフレ鎮静化を好感も


*12:52JST 米国株見通し:下げ渋りか、インフレ鎮静化を好感も (12時30分現在)

S&P500先物      4,443.00(-10.75)
ナスダック100先物  15,232.00(-36.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は130ドル安。長期金利は下げ止まり、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


16日の主要3指数は反落。ナスダックとS&Pは7日ぶりにマイナスへ転じ、ダウは108ドル安の34299ドルとほぼ安値で取引を終えた。この日発表された堅調なミシガン大学消費者信頼感指数を受け、旺盛な消費を好感した買いが先行。このうち期待インフレ率の低下で連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続への警戒も和らいだ。ただ、当局者のインフレ抑止に前向きな見解により長期金利は上昇し、ハイテクなどの売りが指数を下押しした。


本日は下げ渋りか。FRBの報告書ではサービス部門の物価高止まりや銀行融資の引き締まりが指摘され、積極的な買いは入りづらい。また、中国経済の不透明感も売り要因に。一方、前週発表された小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数など消費関連の統計が上向き、回復期待を背景とした買いが見込まれる。また、インフレ鎮静化も顕著になりつつあり、引き締め長期化観測が後退すれば金利高抑制によりハイテク買い再開の可能性もあろう。


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