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8日の米国市場ダイジェスト:NYダウ57ドル高、金融緩和の長期化を期待


■NY株式:NYダウ57ドル高、金融緩和の長期化を期待

米国株式市場は上昇。ダウ平均は57.31ドル高の33503.57ドル、ナスダックは140.47ポイント高の13829.31で取引を終了した。週次の失業保険申請件数が2週連続で増加したため強い回復期待が後退し、寄り付き後、下落。しかし、長期金利の低下を好感したハイテク株の上昇が下支えとなった。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が国際通貨基金(IMF)の討論会で、「回復が不完全」と経済に慎重な姿勢を見せたため、当面、金融緩和策が維持されるとの見方が強まり、引けにかけてダウは上昇に転じた。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器が上昇した一方で、電気通信サービス、エネルギーが下落。

台所用品小売りのウイリアムズ・ソノマ(WSM)や運送会社のフェデックス(FDX)はアナリストによる投資判断引き上げを受けて、それぞれ上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)はソニーピクチャーズと映画配信の契約がまとまり、上昇した。オンライン小売のアマゾン(AMZN)はプライム会員向けのビッグセール「プライムデー」を早くて6月に実施する可能性が報じられ、上昇。

衣料品メーカーのリーバイ・ストラウス(LEVI)は取引終了後に発表した決算が予想を上回り、時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC



■NY為替:ドル弱含み、米金融緩和策の早期縮小の思惑後退

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円00銭まで下落し、109円32銭まで反発も、ドルの戻りは鈍く、109円28銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数は2週連続で増加したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月開催分連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨やパウエルFRB議長の発言を受け、早期の緩和策縮小の思惑は後退。長期債利回りの低下に伴うリスク回避的なドル売りが観測された。

ユーロ・ドルは1.1871ドルから1.1927ドルまで上昇し、1.1914ドルで引けた。ユーロ・円は129円57銭まで下落後、130円25銭まで反発した。ポンド・ドルは1.3773ドルから1.3723ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9283フランから9233フランまで下落した。ユーロ高・米ドル安の相場展開が意識されたようだ。



■NY原油:弱含みで59.60ドル、60ドル近辺で戻り売り興味残る

NY原油先物5月限は、弱含み(NYMEX原油5月限終値:59.60 ↓0.17)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.17ドルの59.60ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは58.82ドル−59.93ドル。60ドル近辺で戻り売りの興味が観測されており、ニューヨーク市場の序盤にかけて58.82ドルまで下げ幅は拡大した。しかしながら、ユーロの反発や米長期金利の低下を意識した買いが入ったことで下げ幅は縮小。通常取引終了後の時間外取引で59.93ドルまで戻している。



■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  39.70ドル   -0.35ドル(-0.87%)
モルガン・スタンレー(MS) 80.20ドル   +1.16ドル(+1.47%)
ゴールドマン・サックス(GS)331.14ドル  +4.59ドル(+1.41%)
インテル(INTC)        67.05ドル   +0.80ドル(+1.21%)
アップル(AAPL)        130.36ドル  +2.46ドル(+1.92%)
アルファベット(GOOG)    2265.44ドル +15.76ドル(+0.70%)
フェイスブック(FB)     313.02ドル  -0.07ドル(-0.02%)
キャタピラー(CAT)      230.48ドル  +0.07ドル(+0.03%)
アルコア(AA)         31.45ドル   -0.07ドル(-0.22%)
ウォルマート(WMT)      139.71ドル  -0.09ドル(-0.06%) <ST>
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