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日経平均は小幅続伸、小幅ながらも銀行株が底堅い値動き


 日経平均は小幅に続伸。9.35円高の19993.97円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えている。7日の米国市場では、欧州中央銀行(ECB)が8日開催の理事会でインフレ見通しを引き下げるとの観測が強まり買いが先行。また、コミーFBI前長官とトランプ大統領の面談内容が記載された証言原稿が公表されると不透明感がやや後退したことも安心感につながった。

 この流れを受けた日本株市場は買いが先行し、日経平均は2万円の大台を回復して始まった。ただし、重要イベントの結果を見極めたいとする模様眺めムードも強く、寄付き直後につけた20061.22円を高値に、その後は2万円を挟んでのこう着が続いている。セクターでは水産農林、空運、保険、銀行、電気機器がしっかり。一方で不動産、鉱業、輸送用機器が小安い。

 日経平均は2万円を挟んでのこう着となっているが、小幅ながらも銀行株が底堅い値動きをみせており、センチメントは悪くないだろう。指数インパクトの大きいところでは、TDK
<6762>、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>、コナミHD<9766>、ファナック<6954>が堅調に推移しており、後場も底堅い値動きになりそうである。

 とはいえ、想定内のこう着の中でも、重要イベントに対する楽観的な見方はなく、外部要因のリスクを回避する流れからも、中小型株に資金は向かいやすいだろう。個人主体の逃げ足の速い資金でもあるため、引けにかけてはポジション調整の動きが強まる可能性があることは注視しておきたい。
(村瀬智一)


<AK>

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