8月28日放送の『めざまし8』（フジテレビ系）で、東京電力福島第一原発処理水の海洋放出をめぐる問題について報道。MCの谷原章介（51）の処理水に対する発言がツッコミを集めている。
24日からはじまった原発処理水の海洋放出。今年7月には国際原子力機関（IAEA）が処理水について「国際的な安全基準に合致している」として妥当性を認める包括報告書を公表し、人や環境に与える影響についても問題ないと評価した。
さらに環境省は福島県沖の11の地点で海水を採取してトリチウムの濃度を分析。その結果、すべての地点で検出できる最小の濃度を下回った、つまり不検出だったと27日に発表した。
一方、中国などからは今回の対応への批判の声も聞かれている。番組では中国国内で塩の買いだめが相次いでいることや中国国内の日本人学校が投石の被害に遭っていること、日本大使館にも抗議が殺到していることを報道。
また、日本の飲食店にも中国からの迷惑電話が続出しているとのこと。なお、外務省は中国への渡航者や滞在している日本人に対して注意を呼びかけている。
こうした問題について谷原は、「すべての中国の方が反日、そして迷惑行為をしているわけではないですし。同時に、でもそういった方にも分かるように、きちんと情報発信していくことが大事だと思います」とコメント。
さらに「今回の一連の報道ですごく印象に残ったことが、安心と安全は別だということが分かりました」と言い、「安心のための情報発信というのを、きちんと政府はしていただきたいと思います」と呼びかけた。
また、最後には「同時に水産にかかわる方、福島だけではなくて全国的に、そういった方のことを、きちんと補償してあげていただきたいと思います」福島県沖などで漁業にかかわる人への風評被害による補償についても踏み込んでいた。
この発言にネット上からは、「政府はきちんと発信してるだろ。お前らがきちんとそれを報道してないだけだ」「東電のホームページを見ろ」「お前らメディアの責任やんけ」という声が集まっていた。
「安全＝安心ではない」という谷原の言い分に、多くの視聴者が混乱した様子だった。
