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「ラーメンガチャ」が熱い!  特典付きホルダー販売1万個に 山形


 ラーメン支出額で2年連続日本一に輝いた山形市で、地元店の“こだわりの1杯”がデザインされたラーメンキーホルダーが人気だ。カプセル入りの玩具などが無作為に出てくる「ガチャガチャ」で購入できる気軽さや、ラーメン画像がプリントされたユニークさ、対象店で示せば「大盛り無料」などの特典が付くお得感などで支持が拡大。ラーメンを愛する市民はガチャのハンドルを盛んに回し、累計販売数は1万個に達した。

 「山形の称号を奪われてなるものか」。キーホルダーを企画販売する印刷会社「大風印刷」(山形市)の高木龍人係長(33)は力を込める。毎週欠かさずラーメンを食べるという高木さん。2年前、総務省の2021年家計調査で山形市が支出額2位に転落して衝撃を受け、同僚らと巻き返し策を練った。

 地元店と協力し、手形のように提示できるキーホルダーを考案した。前面はラーメン画像をプリントし、背面には「大盛り無料」などと対象店で期間内なら何度も受けられるサービスを記載するなど他にはないアイデアを盛り込んだ。販売に当たり「何が出るか」というワクワク感を演出するため、カプセル販売機で展開することにした。

 22年4月に1個500円で発売すると、たちまち約1000個を販売するヒット商品に。新しい店を加えた第2弾、第3弾の新シリーズも投入された。市民には「ラーメンガチャ」として親しまれ、関係者からは「ラーメン支出額の首位奪還に貢献した」との声も聞かれた。

 現在は第4弾が販売中で、特典は4月末まで利用可能だ。新たに二次元コード付きのキーホルダーも登場。スマートフォンなどで読み込むと第1~3弾で登場した店舗の特典が無作為で表示される。カプセル販売機は山形市役所や市内の商業施設のほか、山形の玄関口である東根市の山形空港にも置かれた。

 23年の家計調査では、官民一体のPRで1万7593円と過去最高額を更新して連覇した。大風印刷は、4月以降に新たな店を加えた第5弾の投入も計画する。高木さんは「引き続き山形のラーメンを盛り上げたい。ラーメン同様、キーホルダーの人気も定着してほしいですね」と期待を寄せた。【神崎修一】

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