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イスラエル、レバノン側への戦闘準備 ヒズボラが最大規模の攻撃


 イスラエル軍のハレビ参謀総長は27日、レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘について「非常に高いレベル」の準備をしていると述べた。イスラエルメディアによると、ヒズボラは27日、イスラム組織ハマスがイスラエルに越境攻撃を実施した10月7日以降、イスラエル側に最大規模の攻撃を実施したという。

 ハマスやヒズボラを支援するイランは今月下旬、イラン革命防衛隊の幹部がイスラエルの空爆で殺害されたことを受け、イスラエルへの報復に言及していた。ヒズボラの攻撃も、イランが指示した可能性がある。

 イスラエル軍によると、ヒズボラは27日朝、イスラエル北部の地中海沿いの都市に18発のロケット弾を発射。数時間後には、北部の別の都市に16発のロケット弾を発射し、そのうち6発が住宅やインフラを破壊した。北部では多くの住民がすでに避難しており、負傷者はいなかった。

 ヒズボラは爆発物を積んだ無人機3機もイスラエル側に発射したと主張しているが、被害の有無は不明だ。ロイター通信によると、イスラエル軍は27日、報復としてレバノン南部を空爆し、民間人2人を含む3人が死亡した。ハレビ参謀総長は27日、ヒズボラに対し「(先制)攻撃の準備もする必要がある」と述べた。

 ハマスを支援するヒズボラは10月7日以降、イスラエルと北部国境で交戦を続けている。これまでにイスラエル側は、4人の市民を含む13人が死亡。レバノン側は市民19人とヒズボラの兵士129人が死亡している。

 またイスラエル軍は27日、ガザ北部、南部などで攻撃を実施。北部では最大都市ガザ市のランティシ病院付近で地下トンネル網を発見し、爆破したと発表した。トンネル内には指揮所などがあり、深さは最大20メートルでエレベーターも設置されていたという。またガザ当局は27日、南部ハンユニスのアマル病院近くにある共同住宅が空爆され、20人が死亡したと発表した。またハンユニスにあるパレスチナ赤新月社本部も砲撃され、複数の負傷者が出たという。ガザ側の死者は27日、2万1110人以上となった。

 こうした中、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは27日、仲介国エジプトが提案した停戦案について、イスラエルが一部修正を求めたと報じた。停戦案はイスラエルとハマスが一時休戦を実施し、一部の人質を解放した後、ガザに「実務政府」を作り、長期停戦につなげる案。イスラエル国内では人質解放を求め、政府を批判する声が強まっており、イスラエルは交渉を進めたい模様だ。ハマスは一時休戦ではなく、恒久的な停戦を求めている。【エルサレム三木幸治】

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