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福島に嫌がらせ電話相次ぐ 多くは中国から 処理水放出に反発か


 福島市の木幡浩市長は26日、自身のフェイスブックで、官民の施設に嫌がらせ電話が相次いでいると投稿した。発信元の多くは中国の国際電話の国番号「86」だとしている。24日始まった東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に対する反発の可能性があり、木幡市長は政府に対応を求めた。

 福島市によると、市役所への嫌がらせ電話は確認できているものだけで24~25日に約200件あった。民間施設の飲食店やホテル・旅館にも寄せられ、多いところは100件以上もかかってきているという。市内にある福島県文化センターも、26日までに「ばか」「処理水」などと日本語であざける調子の電話が60件以上、あったとしている。

 放出が始まる直前の24日午前6~11時、市の公式ホームページ(HP)が複数の国から同時多発的にサイバー攻撃を受けた。市は放出への嫌がらせとみて、国や地元の警察に報告した。

 被害は他にも広がっている。福島第1原発がある双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館には24日午後1時~26日午前中、約300件の電話があった。中国語や英語のほか、日本語の自動音声のような声で「ばかやろう」などとなじる内容という。

 佐藤伸司・企画広報課長は「組織的な嫌がらせではないか。『86』の国番号を確認したら、受話器を取ってすぐ切るくらいしか対応できない。やめてほしいとしか言えない」と困惑している。【柿沼秀行、岩間理紀、尾崎修二】

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