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「取り返しつかないことをした」判決前に初の謝罪 大阪・パブ店主殺害


 大阪市北区のカラオケパブで2021年、経営者の稲田真優子さん(当時25歳)を刺殺したとして殺人罪に問われた宮本浩志被告(58)の控訴審判決が10日、大阪高裁であった。斎藤正人裁判長は懲役20年とした1審・大阪地裁の裁判員裁判判決(22年10月)を支持し、被告側の控訴を棄却した。

 「取り返しのつかないことをした。申し訳ない」。裁判では起訴内容を認めなかった宮本被告は2審判決の直前、遺族にこう述べて謝罪したという。

 稲田さんの兄雄介さん(31)によると、大阪拘置所で被告と6日に面会した時のことだ。雄介さんは「被告から真実を聞きたい」と拘置所に通い続け、この日が7回目の面会だった。亡き妹宛てに「助けてあげられなくてごめん」などとつづった手紙を見せたところ、被告は初めて謝罪の言葉を口にした。一方で「後悔はしていない」とも話したという。

 10日は判決前に母由美子さん(66)が法廷で意見陳述し「娘がなぜ殺害されなければならないのか何も分からなかった。被告は反省もしていない」と訴えた。判決後、雄介さんは「苦しんで亡くなった真優子を思えば減刑されるべきではなく、当然の結果だ」と語った。闘病の末に1月に亡くなった父峰雄さん(当時71歳)や稲田さんに被告の謝罪を報告したといい、「今後も被告を罪と向き合わせていきたい」と話した。【安元久美子】

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