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本因坊戦第2局1日目、中央から戦いに 文裕が74手目を封じる


 本因坊文裕(もんゆう)(34)=井山裕太九段=に、一力遼棋聖(25)が挑戦する第78期本因坊決定戦七番勝負の第2局(毎日新聞社・日本棋院・関西棋院主催、大和証券グループ協賛、本因坊戦能代市開催実行委員会協力)が28日、秋田県能代市の「旧料亭金勇」で始まり、午後5時7分、文裕が74手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各8時間のうち、消費時間は一力棋聖3時間55分、文裕3時間12分。2日目の29日は午前9時から対局を再開する。

 先番(黒番)は一力棋聖。初の本因坊位獲得へ好スタートを切った一力棋聖が連勝で優位に立つか、12連覇を目指す王者・文裕が挑戦者の勢いを止めて五分に戻すか。シリーズの流れを左右する一局の舞台は、秋田杉の集散地として栄えた木都・能代だ。

 良質の木材がふんだんに使われた金勇は、その繁栄を象徴する昭和初期の歴史的建造物。2014年の第69期以来、本因坊戦開催は今回で5回目だ。対局場となっている110畳の2階大広間で、文裕らが名勝負を繰り広げてきた。

 立会の高尾紳路九段(46)が声を掛けて始まった対局。文裕が右上隅の石を捨てて下辺から模様を張ったところ、一力棋聖は黒43と白の懐深くに打ち込んだ。文裕は相手にせず、逆に上辺から動き出す。文裕が白60ツケから62とキリ、中央から上辺にかけて戦いに突入した。午後は両者、時間を使っての読み比べに。解説の大西竜平七段(23)は「穏やかだった流れから、井山さんが仕掛けました。封じ手以降も繊細な手順が求められる戦いが続きそうです」と話した。【最上聡、武内亮】

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