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両親の遺体を10年放置 容疑で63歳を逮捕「年金を使うため」


 両親の遺体を住んでいた家に放置したとして、三重県警四日市南署は2日、四日市市八田の無職、世羅直樹容疑者(63)を死体遺棄容疑で逮捕した。調べに対し「10年くらい前に両親が死亡したが、何の手続きもせずに放置した」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は2013年~23年2月28日、四日市市本郷町の平屋の住宅に、父の太市さんと母の雅子さんが死亡していたことを知りながら、遺体を遺棄したとされる。2人と連絡が取れないことを不審に思った四日市市の職員が県警に通報し、県警が先月28日、住宅の居間で新聞紙などのゴミの中から2人の遺体を見つけた。

 同署によると、遺体は白骨化しており、加害行為が疑われるような外傷はなかった。世羅容疑者は「父の方が先に死亡し、1~2年後に母も死亡した」と話しているが、2人の死亡届は出されていなかった。「年金を受給し続けて自分のものとして使うためだった」とも供述しており、同署が裏付けを進める。

 13年当時、世羅容疑者は両親とこの住宅に住んでいたとみられるが、その後、同市八田に引っ越したという。

 現場は近鉄川原町駅近くの住宅街。近所に住む60代男性は「高齢夫婦が住んでいたことすら聞いたことがない。ずっと空き家だと思っていた」と驚いていた。【原諒馬】

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