隣人殺害容疑、３３歳男を再逮捕＝金銭渡す誓約書も―大阪府警

　堺市のマンションで昨年１１月、住人の唐田健也さん＝当時（６３）＝が殺害された事件で、大阪府警は２６日、殺人容疑で、隣の部屋に住む無職楠本大樹容疑者（３３）を再逮捕した。「一切コメントを控える」と認否を留保しているという。 　逮捕容疑は昨年１１月２０日午前２時５５分～午後６時５５分ごろ、堺市中区深井水池町のマンション一室で、唐田さんに暴行を加えて殺害した疑い。 　府警捜査１課によると、マンションの防犯カメラには事件直前、唐田さんの部屋に２人が入る様子が映っていた。楠本容疑者は約３０分後に１人で退室し、その後も複数回出入りしていたという。 　唐田さんは同月２１日、室内で死亡しているのが見つかり、全身に打撲痕が確認された。府警は今月４日、暴行容疑で楠本容疑者を逮捕した。 　同課によると、２人は昨年１０月ごろに知り合ったとみられる。唐田さんの部屋からは、数万円から１０万円を楠本容疑者に渡すとした複数の誓約書が見つかったといい、同課は殺害に至った経緯を調べている。　（了）【時事通信社】