米大統領、中東関与維持を約束＝サウジでＧＣＣなどと首脳会議

　【カイロ時事】サウジアラビアを訪問中のバイデン米大統領は１６日、西部ジッダで湾岸協力会議（ＧＣＣ）各国首脳らとの会議に出席し、中国、ロシア、イランを名指しして「（３カ国が）入り込む空白を残して立ち去ることはない」と強調した。対中戦略へのシフトや、ロシアによるウクライナ侵攻への対応を迫られる中、中東への関与を緩めることはないと約束してみせた。 　バイデン氏は会議の冒頭で演説し、中ロ両国やイランを念頭に「世界中で秩序を弱体化させる動きがある」と指摘。中東戦略を発表し「米国は地域の前向きな未来の構築に力を注ぐ」と関係を強化していく方針を訴えた。　【時事通信社】 〔写真説明〕１６日、サウジアラビア西部ジッダで開かれた湾岸協力会議（ＧＣＣ）各国首脳らとの会議で発言するバイデン米大統領（中央）（ＡＦＰ時事）