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ルーブル強制、後退か=ガス代払いめぐり―ロ独首脳会談


 【ベルリン時事】ロシアのプーチン大統領は30日、ドイツのショルツ首相と電話会談を行い、ロシア産天然ガス代金の支払いを4月1日からロシア通貨ルーブル建てとする法律が施行されると伝えた。ただ、ドイツ企業はこれまで通り欧州単一通貨ユーロで支払い、ロシア側がルーブルに両替するとも発言。欧米などにルーブルでの支払いを強制する方針を後退させたとも受け取れ、ドイツはロシアの真意を確かめる意向だ。  独政府によると、会談でプーチン氏は「欧州企業が行うことに(1日以降も)変わりはない」と強調。ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロム傘下の銀行にガス代をユーロで送金すれば、同行がルーブルに両替すると説明した。  ガスプロム傘下の銀行は、ウクライナに侵攻したロシアに対する経済制裁の一環として、日米欧が世界の銀行決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から排除したロシア銀の中に含まれていない。  ショルツ氏はプーチン氏に書面での説明を求めた上、改めてルーブルでの支払いを拒否した。会談はプーチン氏の要請で行われたという。  ロシア産ガスの国際取引は通常、ドルかユーロが決済通貨。プーチン氏は23日、日米欧などの「非友好国」にルーブルでの支払いを要求すると表明したが、ガスを輸入している欧州企業に対し、これまで具体的な指示はなかった。  先進7カ国(G7)は28日、ルーブルでの支払い拒否で一致した。ロシアのペスコフ大統領報道官は同日、天然ガスを「無料で供給しない」と反発したものの、30日には直ちにルーブル建てに変更するよう求めているわけではないと軌道修正するなど、発言が揺れている。 【時事通信社】
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