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最も離れた褐色矮星の連星=距離は太陽―地球間の129倍


 観測史上、互いの距離が最も離れた「褐色矮星(わいせい)」同士の連星を発見したと、米アリゾナ州立大などの国際研究チームが2日までに発表した。太陽―地球間の距離を1AU(天文単位)として、129AUも離れているが、重力で結び付き、共通の重心の周りを回っている。論文は米天体物理学誌アストロフィジカル・ジャーナル・レターズに掲載された。  褐色矮星は質量が小さく、恒星のように水素の核融合で明るく輝けない。連星を形成する場合は近接している例が多く、これまでの確度の高い記録で最も離れた例は89AUだった。恒星は宇宙空間のガスやちりが集まって誕生するが、褐色矮星の連星はガスやちりの密度が薄い領域で形成された可能性があるという。  研究チームは米赤外線天文衛星「WISE」などの観測データから褐色矮星らしい天体を約3000個調べ、連星の候補を抽出した後、米ハワイ島にある高性能なケック望遠鏡で観測して確認した。新発見の連星は地球から約130光年離れた所にあり、それぞれの褐色矮星の質量は木星の60~70倍程度とみられる。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕褐色矮星(わいせい)の連星の想像図。互いの距離が太陽―地球間の129倍もあり、最も離れた例が発見された(米ケック天文台、ウィリアム・ペンドリル氏提供)
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