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夏木マリ、非日常の衝撃舞台に「だって日常ではこんな私でも折り合いつけて生きなきゃならないし」


夏木マリ、非日常の衝撃舞台に「だって日常ではこんな私でも折り合いつけて生きなきゃならないし」

ロクヨンですが何か?


 女優・夏木マリ(64)が9日、東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで、同日から開幕する舞台「印象派NEO vol.3 不思議の国の白雪姫」の報道陣向け公開稽古を行い、「東京(公演)の後、京都、パリと長丁場が続くが、24年間やってきて毎回ワクワクし、終わったら今度はあれがやりたいとか、私の核になるパフォーマンス。非日常の世界を楽しみにきてほしい」と意気込んだ。


 日本でカルト的な人気を持つ、夏木が演出・出演を務める舞台シリーズで、3年ぶりの新作となる。今作では、「不思議の国のアリス」と「白雪姫」の2つの童話をモチーフに、会話が存在しない童話のナンセンスさ、身体遊びを通じて、ダンス、音楽、映像が共鳴する唯一無二のステージを披露する。


 この日、稽古前に報道陣の取材に応じた夏木は「今回、はじめて映像を使ってみた。照明も音響も今までと違うメンバーで新たなスタート。ワクワクする」とやる気満々。テーマについては、「私にとってはデジタルも映像も不思議の国だが、童話って大人になってから触れるとあらためておもしろいと思った。いまの時代は冒険しないと生きていけないしね」と茶目っ気たっぷり。この日は足首にテーピングを巻いていたが、3年ぶりの舞台には「私の肉体は衰えている。ものすごい疲れる。ロクヨンのせい。怪我する前にフォローしておかないとね。残り時間が少ないので精力的にがんばりたい」と決意を新たにしていた。


 作品は非日常がテーマだが、「あまり舞台で日常っぽいのをやるのは好きじゃない。目標は何だこりゃ?といわれるような、やったことのない、観たことのない舞台。だって、日常で生きていくのは大変。こんな私でも折り合いをつけて生きていかなきゃならないし。だから、ここ(舞台)だけは好きなこととやりたい」。


 目下、侍ジャパンがWBCの頂点を目指して奮戦中だが、世界に立つという点には「あっちはスターで、うちは自前で行っているからね。演劇に関していえば、海外はひとり一人の意見があって、最初のロンドン公演では7組のお客さんに途中で帰られた。ダメなものはダメって外で鍛えられている感じ。いろんな意見があっていいんだということを学んだし、みんながひとつの意見じゃないということもわかった」としみじみ。


 また、親交のあったムッシュかまやつ(享年78)が1日にすい臓がんで亡くなったが、「私と(夫の)斉藤ノヴを繋げてくれた仲人的な人。ムッシュさんのおかげでノヴと出逢えた…。カッコいい先輩だった」と故人を悼んでいた。


夏木マリ、非日常の衝撃舞台に「だって日常ではこんな私でも折り合いつけて生きなきゃならないし」


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夏木マリ、非日常の衝撃舞台に「だって日常ではこんな私でも折り合いつけて生きなきゃならないし」

夏木マリ


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