2020年12月1日、フィンランドを拠点に活動するVR企業Varjoは次世代ヘッドセット「XR-3」、「VR-3」を発表しました。

大量生産よりも最高品質であることにこだわったヘッドセットをエンタープライズ向けにを提供することで知られる同社の2019年以来となる新型モデルです。

依然としてXR・VRヘッドセットとしては高価ではありますが、以前のモデルと比較して大幅に価格が削減されたことが注目されています。


Varjoの2つの新しいヘッドセット

今回登場した「XR-3」および「VR-3」はパイロットやエンジニア、医療従事者まで幅広い業界で活躍するプロフェッショナルに向けてリリースされたものです。

そのため、ともにUnityやUnrealEngineなど多数のソフトウェアに対応しています。

また、両方とも「人間の目の解像度」ディスプレイと呼ばれるシステムを採用し、1台に2種類のディスプレイを搭載しているのが特徴です。

視野の中心部に1眼あたり1920 x 1920ピクセル(70 PPD)の有機ELディスプレイを、視野の周辺部に1眼あたり2880 x 2720ピクセル(30 PPD)のLCDをそれぞれ配置しています。

前モデルは中心1920×1080ピクセル、周辺1440×1600ピクセルであり、大幅な画質の上昇を実現したこととなりました。

視野角115度と前モデルの87度から広がり、高解像度で見える範囲も大幅に拡大しています。

このほか、

独自のアイトラッキング

Ultraleap社のハンドトラッキング

前モデルから40%の軽量化

といった改良が施され使い勝手が向上しました。

さらに追加機能が多い「XR-3」

「XR-3」に関していえば、これらにLiDAR、ステレオRGBパススルーカメラが追加され、便利機能が盛り沢山となっています。

このことにより周囲の環境を正確に読み取ってディスプレイに再現し、CGオブジェクトを追加することによりMRを体験可能です。

Varjoの共同創設者兼最高イノベーション責任者であるUrhoKonttori氏は、

私たちは、LiDARとRGBビデオを組み合わせてXR-3に深度認識を導入し、これまでにない最もリアルな複合現実体験を可能にすることに特に興奮しています。

最高性能のXRを備えたVarjoは、プロフェッショナルな没入型コンピューティングの新しい標準を設定し、クラウド対応の複合現実のコラボレーションワークプレイスへの道を切り開いています。

としており、かなりの手応えを感じていることをうかがわせます。



前モデルよりも大幅な低価格を実現

ここまで使い勝手が良くなると価格が気になるところですが、Varjoは少なくとも過去モデルと比べるとコスパの良さにも目を向けているようです。

「VR-3」の価格は3195ドル(約33.3万円)で本体とは別にサポートのために年間795ドル(約8.3万円)のサブスクがあり、前モデルの5995ドル(約62.5万円)と比較して大幅に安価になりました。

「XR-3」も5495ドル(約57.3万円)でサポートやライセンスのための年間1495ドル(約15.6万円)のサブスクがあり、これも旧モデル(9,995ドル(約104万円))と比較するとやはり大幅な価格カットを実現しています。

単純に価格を見ればVR / XRデバイスとしてかなり高額なことには変わりありませんが、最高品質のVR / XRが必要な企業にとってはかなり導入のハードルが下がったということが可能です。

まとめ

高級VR / XRデバイスの開発・販売で知られるVarjoが新型ヘッドセットを発表しました。

一般消費者向けではなく企業向けのデバイスではありますが、両者ともかなりの高性能なヘッドセットです。

OculusQuest 2と比較してもかなりの高画質といわれており、このクオリティの商品が一般向けにリリースされることに期待してしまいます。

今後のVarjoの普及度合いや動向に注目していきたいですね。

参考:Varjo Drops Cost And Ups Features For New XR-3 And VR-3 Headsets[VR Focus]








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情報提供元:VR Inside
記事名:「Varjoが新しいXR-3およびVR-3ヘッドセットを発表!前モデルから大幅に低価格化