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Reviveを使えばMRヘッドセットでRift専用VRゲームが遊べる


ReviveはWindows MRヘッドセットでも動作する

ReviveはWindows MRヘッドセットでも動作する


HPやサムスンなど、複数のメーカーがマイクロソフトのWindows Mixed Realityに対応するMRヘッドセットを開発している。


MRヘッドセットでは、MR専用に作られたアプリだけでなくPC用のVRゲームを遊ぶことも可能だ。発売前から言われているようにSteamVRで公開されているVRゲームを遊ぶことができるため、「Windows MRヘッドセットを買ったのに対応コンテンツが全くない」という事態は避けられるはずだ。


Windows MRヘッドセットにはOpenVRドライバが用意されていることからReviveも使えるのではないかと言われていたが、ドイツのVR Nerdsによってそれを裏付ける動画が公開されている。HTC Vive対応のVRゲームだけでなく、Oculus Rift専用のVRゲームもMRヘッドセットで遊べるようだ。


Windows MRヘッドセットの強み


複数のメーカーが開発するMRヘッドセット

メーカーによってMRヘッドセットのデザインは様々だ


低コストPCでの動作


MRヘッドセットの魅力の一つは、VRヘッドセットに比べて導入にかかるコストが小さいことだ。これには本体価格の低さだけでなく、高性能なゲーミングPCを用意しなくてもヘッドセットの動作要件を満たせることが関わっている。


HTC ViveやOculus RiftといったPCベースのVRヘッドセットを動作させるには、高性能なGPUと優れたCPUを搭載するハイエンドPCが必要だ。動作の最低要件でもNVIDIA GTX 960 / AMD Radeon R9 290以上のグラフィックカードとIntel i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200、FX4350以上のCPUが求められる。


上記のスペックは最小構成であり、快適に動作させるための推奨要件はさらに厳しい。VRシステムの導入コストが大きいのは、ヘッドセット本体が高価なことに加えてパソコンにそれ以上の出費が必要になるからだ。


MRヘッドセットの最低要件ならば独立したグラフィックカードを搭載しないノートパソコンでも満たすことが可能なレベルであり、最近のマシンであれば特別高性能なモデルを選んでいなくてもMRヘッドセットを動作させられるだろう。


本体価格の低さ


もちろん、本体価格そのものの差もある。PCベースのVRヘッドセットの場合、比較的安価なOculus Riftでも5万円、HTC Viveならば8万円に近い。一方、Windows MRヘッドセットは4万円~6万円程度(メーカーによって異なる)で購入できる。


セールを狙えば、さらに安くなる。19日からスタートするマイクロソフトストアのブラックフライデーセールでは、AcerやDellのMRヘッドセットが最大100ドルお得に購入できるという。セール期間中ならばMRヘッドセットの最低価格は299ドル(3.4万円)だ。


Best BuyのブラックフライデーセールではOculus Riftが350ドル(4万円)と伝えられているが、それよりも5千円ほど安い。


VRゲームへの対応


トロフィーが飾られたSteam VR Home

SteamVR Homeはユーザ好みにカスタマイズできる


いくらMRヘッドセットの導入コストがVRヘッドセットに比べて小さくても、利用できるMRコンテンツが少なければ消費者は購入しないだろう。Windows MRに対応するヘッドセットはまだ発売されたばかりであり、専用コンテンツが充実しているとは言い難い状況だ。


SteamVR対応


そこで、マイクロソフトが考えたのはVRゲームの活用だ。SteamVRには、HTC ViveやOculus Riftで利用できるVRゲームが多数存在する。MRヘッドセットをSteamVRに対応させることで、このコンテンツライブラリを活かす戦略だ。


外部センサーを使用するPCベースVRヘッドセットと、インサイドアウトを採用するMRヘッドセットではトラッキングの方式が異なる。また、コントローラーの形状や接続するパソコンのスペックも異なる。こうした違いがあるので全てのVRゲームがそのままMRヘッドセットで動作するわけではないが、それが可能ならばMRヘッドセットに対応したいと考えるデベロッパーは多いはずだ。


Oculus Rift専用ゲームへの対応


VRのオープンプラットフォーム化が進んでおり、多くのVRゲームが複数のプラットフォームに対応するようになっている。PCベースのVRプラットフォームだけでなく、PSVRにも対応するような作品も増えてきた。


しかし、現在に至っても特定のプラットフォームに独占されているコンテンツは存在する。そして、ユーザはその独占を回避する手段を持っている。


特にOculus Riftでしか動作しないVRコンテンツをHTC Viveで動かしてしまうのがReviveだ。非公式のハックツールではあるが、ValveやPalmer Luckeyからも支援を受けており、デベロッパーはOpenXRプロジェクトにも参加している。


このReviveがWindows MRヘッドセットでも動作するという。要求するマシンスペックやコントローラー形状の違いを埋められれば、MRヘッドセットを使ってRift専用タイトルを遊ぶことも可能になりそうだ。


 


Oculus Rift専用のVRコンテンツをHTC Viveで動作させてしまうハックツール、Revive。このツールを使ってRift専用タイトルを遊ぶためにMRヘッドセットを購入するという消費者も出てくるのだろうか?


 


参照元サイト:Road To VR

参照元サイト:VR Nerds

参照元サイト:Upload VR


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