子猫を飼っていると、そのしぐさに驚かされることもあればメロメロになることもあります。
子猫がよくする行動には意味があります。これから、その行動の理由など子猫の心理を紹介します。
子猫時代によくやる行動とは?
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子猫がよくやる行動やしぐさはいくつか挙げられますが、その行動には子猫の心理が表れています。子猫の習性や行動の理由について見てみましょう。
かまってほしい猫パンチ
子猫は自分と一緒に育った子猫や、お兄ちゃんやお姉ちゃん猫を相手に猫パンチすることがあります。
自分と同じ年の子猫相手ならともかく、自分よりも体の大きな先輩猫に猫パンチをするなんて勇気ある!と飼い主さんからすると思ってしまいますね。
子猫は、かまってほしい時に猫パンチをすることがあります。かまってほしい猫パンチの場合は、子猫の爪を見てみると分かります。子猫の爪が出ていないなら、それはかまってほしい猫パンチです。
子猫は生まれてから3週間ほどになると、仲間の猫相手に猫パンチをし始めます。子猫同士の猫パンチでは力がないので、大きなケガをすることはあまりありません。
攻撃的猫パンチ
子猫は、攻撃する時にも猫パンチをすることがあります。子猫が攻撃的猫パンチをしているかどうか判断するのにも、爪を見れば分かります。
敵対的攻撃の場合は爪を出しています。爪を出していないのはかまってほしい場合なので、大きな違いがありますね。
猫パンチをする行動はネコ科の狩りの運動トレーニングです。動いていないものや動いているものに猫パンチをすることで、子猫は獲物を見立てて狩りの運動をしているわけです。
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狭いところやダンボールに入る
子猫は狭いところやダンボールに入るのが大好きです。飼い主さんが子猫のために猫用のベッドをせっかく購入したのに、子猫はベッドではなくダンボールの中で寝ている、なんていう悲しい経験もあるかもしれません。
子猫がダンボールの中を好むのはダンボールの中が狭いことや、冬は暖かく夏は涼しいという理由が挙げられます。また、ダンボールの素材が猫の爪とぎにピッタリだから、という理由もあります。
子猫が家の中のちょっとした隙間に入ってしまい、飼い主さんが一生懸命探し回ったということもあるでしょう。
子猫が狭いところに入るのは、狭いところにいると自分の身を守れると感じ、リラックスできるからです。狭いところにいれば、攻撃されても見える範囲内だけ気を配ればいいだけなので安心するわけです。
もし危険で入ってほしくない狭い場所があるなら、あらかじめその隙間に物などを置くなどして、子猫が入れないようにすることが必要です。
甘噛みする
子猫は急に飼い主さんに甘噛みをしてくることがあります。また、ついさっきまで頭を撫でられて嬉しそうにしていたのに、急に飼い主さんの手に甘噛みをすることもあります。
子猫が甘噛みをするのにはいくつかの理由があります。子猫の離乳が早すぎる場合は甘噛みが増える傾向があり、それは愛情表現をしていると考えられます。
また、子猫が生まれてから2~3ヵ月の頃は新しい歯が生えてくる時期で歯がかゆく感じます。そのため、いろいろなものを噛んで歯がためをしようとします。
他にも、不満を募らせている時に甘噛みをすることもあります。撫でるやり方が気に入らないとか、撫でる時間が長いなどの不満から甘噛みをします。
子猫がどんな理由で甘噛みをしてくるかによって対処方法は異なりますが、子猫の心理を知り、それに合わせた対処法を実践することが必要です。
フミフミする
子猫が布団や毛布などをフミフミしている様子を見ることがあります。飼い主さんは、子猫が何をしているのか不思議に思うことがあるかもしれません。
子猫は生まれてきたばかりの時、お母さん猫のお乳を前足でフミフミし、乳腺を刺激して飲みます。そのため、柔らかくて暖かいものに触るとその時の気持ちを思い出しフミフミすることがあります。
また、おなかがすいている時にフミフミすることがあります。フミフミするとおなかがいっぱいになることがインプットされているからです。そんな時は、飼い主さんが子猫のお母さんなのでご飯を準備してあげたいですね。
子猫によっては、飼い主さんのおなかの上や太ももでフミフミすることもあります。それは、柔らかくて暖かいからです。
子猫は甘えてフミフミしているので、甘えさせてあげたいですね。子猫の爪が伸びていると突き刺さることがあるので、爪の手入れは定期的に行ってください。
子猫はいろいろなしぐさや行動によって飼い主さんにメッセージを伝えています。子猫の心理を知り、意思疎通を図りながら子猫との触れ合いの時間を楽しみたいですね。