穴に関わる犬の行動には様々なものがあります。犬は時に狭い場所をのぞいてみたり、家具の下の狭いスペースに顔を入れてみたりすることがあります。さらには、自分で穴を掘り始める犬もいます。中には、ここで穴を掘るのは無理と思えるような、床の上などでも穴をせっせと掘ろうとする犬もいます。

犬は単に穴を掘ったり、穴に顔を入れることが好きなだけなのでしょうか。それとも、他の理由があるのでしょうか。これから、犬が穴に顔を入れる理由に注目します。

犬が穴に顔を入れる理由

穴に顔を入れる犬

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犬が穴に顔を入れる理由は色々あります。幾つかの理由を考えます。

犬の習性が関係している

イヌ科の動物はもともと巣穴を掘り、そこに住むという習性を持っているため、穴は犬が本能的に好む空間であるといえます。

例えば、犬はお休み前にホリホリと掘るような動きをし、くるくると回る動作をすることがあります。巣穴、いわば穴を作って快適な寝床を整えているような状況です。これは、犬が本能的に穴を好むことがわかる行動の一つです。

このように、犬が穴に顔を入れる理由の一つに、もともと犬が本能的に穴を好むからという点を挙げることができます。

安心するから

野生の犬の場合は群れとなって行動することがありますが、休息をとる際に群れの中の犬と犬の間に自分の顔を埋めるようにして寝る場合もあります。基本的に、犬は狭く、そして暗い場所が好きです。

狭い場所、穴に顔を入れると安心するわけです。怖いことから逃れたい場合、顔や鼻を穴のような場所に入れてじっとしていることもあります。

物を確認、把握するため

犬は嗅覚が発達している生き物です。そして好奇心もあります。そのため、顔を近づけてくんくんとにおいをかぎながら歩いている姿をよくみかけます。

このように、顔を近づけ、においをかいで物を把握したり認識したりする過程の中で、犬が穴に顔を入れることがあります。

飼い主の注意を引くため

穴に顔を入れると、どうしたのかな?何をしているの?といった感じで、飼い主さんが関心を示してくれる場合があります。

賢い犬であれば、穴に顔を入れると飼い主さんは振り向いてくれると学んでいきます。学習の結果、穴に顔を入れるという仕草が増える場合もあります。

飼い主が喜ぶ姿が見たい

穴に顔を入れる行為ですが、犬の優しさが関係する場合もあります。飼い主さんが喜ぶ姿が見たいという優しい理由です。

穴に顔を突っ込んでいるかわいらしい犬の様子を見て、かわいいと飼い主さんが喜んでくれることがあります。飼い主さんが嬉しそうにしている姿を見ると、犬は「ああ、こうすれば飼い主さんは喜んでくれるんだ」と、やはり学んでいきます。

自ら穴を掘ろうとする犬への対処法

穴を掘る犬

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中には、自分で穴を掘り始める犬もいます。ここで穴を掘るのは無理と思えるような、床の上などでも穴をせっせと掘ろうとする犬もいます。

飼い主さんはそんな犬の行動にどう対応していけば良いのか、次にご説明します。

基本は放置で

犬の穴堀りは習性ですので、基本的には叱る必要はありません。

土の中で穴堀りをしても、ソファーや床で穴掘りの仕草をしようとしても、許容できる範囲であるのなら基本は放置して、そのままやらせてあげましょう。

ただ、許容できないようなケースとなれば話は違ってきます。例えば、庭に作物を植えていて、作物を全部ほじくり出してしまうようなケースです。このような場合、飼い主さんはさすがに困ってしまいます。

別の穴堀り場所を準備してあげよう

たとえ許容できないような場合でも、単にやめさせるのではなく、できれば他に犬が自由に穴堀りができる場所を作ってあげるようにしましょう。

別の穴堀り場所を準備してあげた場合ですが、犬はそこが新たな穴掘りスペースであることに気がつかないこともあります。それで、そこが新たな穴堀り場所であることを犬に認識させてあげることが必要です。

飼い主さん自身が試しに穴を掘ってあげて、犬のお気に入りのおもちゃなどをその穴に埋めてみて、犬がその場所を掘ったなら褒めてあげることを繰り返していきます。そうすれば、犬はそこが新たな穴掘りスペースであることを認識できるようになります。

叱らないように気を付けよう

自分で穴を掘り始め穴に顔を入れる、このような犬が本能でやっているような行動を途中で止めさせてしまうのはかわいそうです。無害なのであれば、また多少の害はあっても我慢できるのであれば、そのまま終わるまでやらせてあげましょう。

ただ、爪を怪我してしまうなどの問題が生じるようなら、叱るのではなく犬の関心を別の物に向けるように工夫してあげてください。

情報提供元:mofmo
記事名:「犬はどうして穴に顔を入れるの?その理由は犬の本能が関係していた!