老犬も赤ちゃん返りをする!引っ越しや新しい家族が増えるタイミングに要注意
人間の子どもに「赤ちゃん返り」が生じることはよく知られています。幼児から小学校の低学年位の子どもが、これまでできていたことをできないと言い始めたり、赤ちゃんに戻ったかのように駄々をこねてわがままを言い始めたりします。そんな我が子の変化に、親は戸惑いを覚えることもあります。
実は、この「赤ちゃん返り」の現象は人間だけでなく、犬にも見られることをご存じでしたか?
これから、犬はどのような状況で赤ちゃん返りをするのか、老犬の赤ちゃん返りはどうして生じるのか、犬が赤ちゃん返りをするとどんな行動をとるのか紹介します。
犬はどのような状況で赤ちゃん返りをするの?
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犬はどのような状況で赤ちゃん返りをするのでしょうか。いくつかの状況を解説します。
引っ越し
人間もそうですが、犬も引っ越しにより生活環境が変化することでストレスを感じることがあります。そのストレスが引き金となり「赤ちゃん返り」をしてしまうことがあるのです。
人間の赤ちゃんが生まれて家族が増える
赤ちゃんが産まれて家族が増えることは、人間でも赤ちゃん返りの現象を引き起こしやすい状況です。弟や妹ができると上の子は、これまで自分に向かっていた注意や関心が一気に弟や妹に向けられるので赤ちゃん返りが始まるわけです。
では、犬はどうでしょうか。犬は飼い主さんが大事にしているものを大事にするものですが、自分に向けられていた飼い主さんの愛情が他に向けられたと感じ取ると、やはり飼い主さんを独り占めしたいと感じて赤ちゃん返りをします。
犬は大好きな飼い主さんのことを良く見ているんですね。飼い主さんの気持ちの変化を敏感に察しています。
新たなペットがやって来る
人間の赤ちゃんが生まれるのと似たような状況として、新たなペットがやって来ることがあります。
新たな犬や猫などが増えて、飼い主さんの関心がその新しいペットに向いてしまうと、自分への愛情が薄れたと感じて赤ちゃん返りをしてしまうことがあります。
環境が変化する
部屋の模様替えをして環境が変わると、犬がストレスを引き起こすことがあります。
さらに別の環境の変化として、飼い主さんの生活パターンが変化して外出の機会が増え、家を留守にすることが多くなるという状況もストレスを引き起こすことがあります。そうしたストレスが原因となり、赤ちゃん返りする犬もいます。