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台風で一部運休続く北陸新幹線の代替ルート 東京~富山間の移動は「超快速」利用もアリ?【コラム】


①北陸新幹線 長野新幹線車両センター浸水

台風の影響で、一部運休が続く北陸新幹線について、国土交通省や鉄道各社は、代替ルートについて周知を進めている。



国土交通省などによれば、北陸新幹線の復旧には最低でも概ね1~2週間かかる見込みとしている。また、再開したとしても車両が浸水したことにより、運転本数はこれまでの5~6割程度となる見込みとしている。





今回、この記事では、東京方面と金沢・富山方面を結ぶ代替ルートについて特集する。


東京~金沢間の最速ルートは、「原則」は東海道新幹線経由(か航空機利用)


ANA(エアージャパン、ボーイング767-300型機)

北陸新幹線不通時の東京~金沢間の最速の公共交通機関は、小松空港発着の航空機利用。東京~富山間も富山空港発着が最速だ。しかし、すでに直近の日程では多くの便が満席のため、ここでは取り上げない。



東海道新幹線

鉄道で比較的早いルートは、東海道新幹線(米原駅経由)と特急しらさぎを乗り継ぐルートか、東海道新幹線(京都駅経由)と特急サンダーバードを乗り継ぐルートである。金沢までの所要時間は概ね4~5時間程度。富山までは更に乗り継ぎが必要のため、プラス1時間程度かかる。



しかし、ネット上の情報や指定席の発売状況をみると、すでに混雑しているようだ。土休日などは激しい混雑が懸念される。




東京~富山間は新たに追加されたルート「えちごトキめき鉄道経由」が便利


実は16日までに、JR西日本から新たな発表があった。それは、北陸新幹線の東京方面と北陸方面を結ぶ乗車券をもっている旅客に、東海道新幹線経由のほかに2経路の利用を認める発表だ。





東京方面~(上越新幹線)~長岡駅~(信越本線)~直江津駅~(えちごトキめき鉄道線(しらゆき号))~上越妙高駅~(北陸新幹線(はくたか号))〜富山・金沢方面のルートには注目したい。乗り継ぎが多そうに見えるが、しらゆき号に乗車すれば、上越妙高駅から長岡駅まで直通で移動できる。



えちごトキめき鉄道 しらゆき号

一例として、東京駅を午前8時52分に出発するとき309号に乗車し、長岡駅で午前11時19分発の特急しらゆき4号に乗り継ぎ、上越妙高駅まで向かい、同駅始発のはくたか459号(通常ダイヤのはくたか559号のダイヤで運転)を利用すると、富山駅には午後1時16分、金沢駅には午後1時39分に到着する。東京駅からの所要時間は富山駅までなら約4時間半で、金沢駅で乗り継ぎが必要な東海道新幹線経由より早く到着するか、匹敵する。



しらゆき号の車両は、JR常磐線で主に東京(上野)~水戸駅間を結んでいた特急「フレッシュひたち」の車両をリニューアルして使用しており、印象は良かった。



長岡~直江津駅間は、JR東日本がノンストップの臨時快速列車を運行しており、ネット上の情報では、17日まではしらゆき号の車両を使用していたという情報もある。17日までは1日3往復を運行していたが、18日からは1日1往復に変更する。



直江津駅からは、上越妙高駅もしくは糸魚川駅に向かう方法がある。上越妙高駅発着の北陸新幹線はわずかであり、糸魚川駅に向かうほうがいいこともある。いずれの場合も、えちごトキめき鉄道の運賃と乗車全区間の特急券代を別途支払う必要がある。



JR東日本新潟支社は糸魚川駅から北陸新幹線に乗車するルートを案内しているが、このルートの場合、上越妙高~糸魚川駅間の乗車を放棄する扱いになるとみられる。


ほくほく線「超快速」なら富山→東京が約4時間!


同様の扱いが行われるのであれば、越後湯沢~直江津駅間をほくほく線経由で移動できる。



北越急行

ほくほく線経由で移動した場合の北陸から東京方面のルートは、金沢駅午前11時56分発、富山駅午後0時19分発のはくたか462号(はくたか562号の時刻で運転する上越妙高行臨時列車)で、上越妙高駅で妙高はねうまラインに乗り継ぐと、直江津駅から越後湯沢行超快速に乗り継げる。越後湯沢駅到着は午後2時55分、東京駅到着は午後4時28分。富山駅から東京駅までの所要時間は4時間9分で、北陸新幹線不通時の最速クラスだ。




「高山線経由」の代替経路も追加




ちなみにもう1つは、東京方面~(東海道新幹線)~名古屋駅~(高山本線(ひだ号))富山駅の経路富山~名古屋駅間を高山本線の特急ひだ号で移動する。1日4往復が運行され、所要時間は約4時間。東京からの所要時間は富山までは約6時間。



乗り継ぎ1回で富山駅まで向かえるという点や、風光明媚な風景、映画「君の名は」の舞台をたどるというメリットはあるも、山間部を経由するため、時間がかかることは否定できない。

個人的には高山線経由で向かうのであれば、途中下車して「岐阜の小京都」として知られる飛騨高山の古い町並みを歩いてみたいが、この代替経路の乗車時の途中下車については、旅客営業規則上に明確な根拠がないため、鉄道会社や駅係員などに確認が必要になることに留意されたい。

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