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顧客のアイデア具現化を一気通貫で支援 BASF クリエーションセンター


BASFジャパンは8月1日、横浜市緑区の「ジャーマンインダストリーパーク」にある同社「横浜イノベーションセンター」内の「デザインファブリーク東京」をリニューアル。ドイツ、中国、インドに次いで四ヵ所目となる「クリエーションセンター」に改称のうえ同日に開設し、その内部を報道陣に公開した。




PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)

BASFジャパン・パフォーマンスマテリアルズ事業部の組織概要。「横浜イノベーションセンター」内に「クリエーションセンター」やEPICが含まれている

 当初の「デザインファブリーク東京」はあくまでBASFから素材を購入し製品を開発しようとしている顧客に対し、そのデザインを提案しすり合わせるに留まっていた。

EPICと連携し対応している技術サポートの一部。写真撮影は不可ながら見学が許されたEPIC内には試験片製作用の射出成形機に加え、耐候性試験機、オイル浸漬試験機、ユニバーサルテスターなどが配備されていた

 しかし「クリエーションセンター」では「横浜イノベーションセンター」内にある「エンジニアリングプラスチック・イノベーションセンター」(EPIC)が持つ設計・シミュレーション・試作・評価の設備も活用。顧客の商品企画・デザイン・開発の各プロセスを一気通貫でサポートする体制を構築した。

「クリエーションセンター」開設の背景を説明する、BASFジャパンの山本勇パフォーマンスマテリアルズ事業部長

 なお、10月にはEPIC内に「実物大の試作品を作るのに丁度良い成型機の導入を予定している」(山本勇・同社パフォーマンスマテリアル事業部長)。

奥側のワークショップ用スペースには敢えて完成品ではなく、素材や中間物のサンプルを中心に置くことで、アイデアの幅を狭めないよう配慮

 また「クリエーションセンター」には、BASFが顧客とともに、BASFの素材を用いた新製品や既存製品改良のアイデアを「発見」「理解」「創造」するためのワークショップを開くのに適した空間を構築。

RFIDタグが貼付された樹脂製のイスにタブレットをかざして読み取ると、使われている素材の製品名と物性などの詳細を確認できる
素材または中間物の近くに配置されたQRコードをタブレットのAR(拡張現実)カメラ画面内に収めると、導入事例が浮かび上がる


 その中に、自動車用部品や家具、日用品を中心として製品化された実物や中間物、素材まで数多く用意。さらにそれらは、使用素材の物性や導入事例をタブレットで確認できるよう、タグ付けがされている。

某ドイツ車のトランスミッションクロスビーム。左がPA66-GF50を用いた採用品で、右のアルミダイキャスト製に対し50%軽い
シトロエンC4カクタスの「エアバンプ」。その表皮材に、耐摩耗性や弾性などを兼ね備えたBASFの強化ポリウレタンが用いられている


 今後はアメリカにも「クリエーションセンター」を新設するとともに各センターの連携を深め、特にグローバル企業の顧客とのエンゲージメントを強化する計画。




 かつて金属が使われていた部位にBASFの素材を用い、軽量化を図った自動車部品が数多く展示されていたことから、同センター開設によって今後樹脂への材料置換に加速を付けることが期待される。




 また、BASFの素材を用いた自動車部品の中にはシトロエンC4カクタスなどに展開する、エアを封入した強化ポリウレタン製の外板保護用衝撃吸収材「エアバンプ」もあることから、特別な機能性を備えた樹脂の採用も拡大する可能性は充分に考えられる。

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