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ナフサを使った新型燃料? マツダ、サウジアラムコ社および産総研との共同研究開始を発表


マツダは、サウジアラムコ社(Saudi Aramco)および国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と、内燃機関の効率化とCO2排出量低減の有効性の検証に関する共同研究を開始すると発表した。

 マツダは、2017年8月に発表した「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づき、燃費の良い(CO2排出量の少ない)Tank-to-Wheel視点による内燃機関やクルマを開発するのみならず、燃料採掘から車両走行まで視野に入れたWell-to-Wheel視点での総CO2排出量に着目し、地球環境負荷軽減に努めている。




 この研究では、サウジアラムコ社が燃料採掘から精製過程でより低CO2排出となる燃料を開発し、マツダと産総研はその燃料を使用する高効率なエンジンに関する研究開発を行なう。この取り組みにより、燃料採掘から車両走行までを通したWell-to-Wheel視点での効果的なCO2低減技術の開発などの成果が期待できるという。




 マツダのプレスリリースには書かれていないが、ここでいう「低CO2燃料」とは、ナフサを使った新型燃料を指すと思われる。マツダの”ミスターエンジン”こと人見光夫シニア開発フェローは、ナフサの可能性について各所で言及してきたからだ。




 ナフサを自動車用燃料に利用できるという可能性は自動車業界にとって大きなメリットが期待できる。




 ナフサとは、原油を精製する過程で、蒸留と沸騰から生じる軽量の石油留分、沸点範囲30〜200℃のガソリン留分のことだ。通常5〜12の炭素原子を有する炭化水素分子の複雑な混合物から構成されていて、通常、原油の重量の15〜30%に相当する。ナフサは、ガソリンや軽油に比べて製造しやすく。製造時のCO2排出量も少ない。サウジアラムコは、これまでもナフサ燃料についての開発をエンジニアリング会社であるFEVなどと行なってきた。




研究テーマ: 「低CO2燃料の開発および当燃料を使用する内燃機関の研究」


実施体制: サウジアラムコ社、産総研、マツダ

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